伸びた髪を自宅でサッパリ!
テレカットでセルフカットデビュー

コロナウイルス感染拡大防止のため、全国で緊急事態宣言が発令された未曽有の事態。約2ヵ月で宣言自体は解除されたものの、引き続き落ち着かない日々が続いている。

このような状況の中で、伸びきった髪の毛を持て余している人はかなり多いだろう。

日中、肌を刺すような日差しが降り注ぐことが増え、少しずつ夏が近づいていることを感じる今日この頃。「暑くなる前にそろそろこの髪、どうにかしたい!でもまだできるだけ外には出たくない…」という悩みを解消してくれるサービスがあるのをご存じだろうか。

 

プロの理容師がオンラインでヘアカットをレクチャーしてくれる全く新しいサービス”テレカット”。今回は実際にそのサービスを利用しながら行ったセルフカットのレポをお届けする。

 

MR. BROTHERS TELE CUT CLUB

 

 

『MR. BROTHERS TELE CUT CLUB』とは、人気バーバーMR. BROTHERS CUT CLUBが提供するオンラインサービス

店舗と利用者の自宅をスマホで繋ぎ、スタイリストが画面越しにヘアカットを無料でレクチャーしてくれる。セルフカットとボーイズ(キッズ)カットの2つのコースがあり、ハサミやバリカンなどの道具があれば自宅でも本格的なヘアカットが叶う。

前髪だけ切りたい、量を減らしたい、といったバリカンを使わないカットや、伸びてしまった2ブロックを整えたいなど部分的なカットでもサービスの利用は可能とのこと。

 

長く続くコロナ禍の中で、理容院は営業か休業かの2択なのか。また、利用者は「不安ながらの外出」か「我慢」かの2択なのか。他にもできる方法があるのではないか。と考え、『MR. BROTHERS TELE CUT CLUB』という”テレカット”サービスが実現したという。外出自粛が続くこのご時世でも、自分のスタイルを諦めないでほしい。という熱い思いが伝わってくる。

 

【体験するのはこの人】

 

髙田 啓太(仮名) 26歳 会社員

 

普段は美容院を利用している啓太さん。前回髪を切ったのは3月中旬。撮影当日まで2ヵ月以上放置された髪は量が増え、セットしづらいのが悩み。

 

セルフカットに必要な道具はこれ!

 

・ハサミ(カット用ハサミ、すきバサミ)

・バリカン(2~6mm程度)

・コーム

・髪留め

・ハンドタオル

・ゴミ袋

・手鏡(今回は置き鏡を使用しました)

 

今回担当してくださるのは、鈴木 将太さん。(HARAJUKU 2nd在籍)

「どんなスタイルでもお任せください!」

 

 

 

いざ、カットスタート!

髙田:今日はよろしくお願いします。実は不器用で、前髪すら自分で切ったことがないので、不安です…。何か気を付けることはありますか?

鈴木:こちらこそよろしくお願いします!自分で切るのはなかなか難しいですよね。今日はしっかりサポートさせていただきます。

1番はケガのないように。指や耳を切らないように気を付けてくださいね!

テクニック面は、その都度アドバイスさせていただきますのでご安心ください。

 

 

鈴木:さて、今日はどのへんが気になりますか?

髙田:特に気になるのはボリュームです。とにかく量が多くて…。長さは少し短くしたいかな。

鈴木:分かりました!始めていきましょう。

 

(床に落ちる髪の毛が気になる方は、このタイミングでゴミ袋やケープを着用しよう。)

 

1.前髪の長さを整える

鈴木:まず前髪から切っていきましょうか。どれくらいの長さがいいですか?

髙田:そうですね、眉にかかるくらいにしたいです。

鈴木:1~2cmカットですね!前髪は普段、流すことが多いですか?

髙田:だいたい斜めに流してます!

鈴木:では、まず前髪全体をコームでとかして、流したい方向と逆の方向に前髪を持っていきます。

 

 

鈴木:そのまま、目の上くらいで切っていきます。ハサミは縦に入れてください。

髙田:こういう感じですか。

鈴木:そうですそうです!もし、癖があって切りづらいよっていう場合は、ちょっと濡らしてからコームでといてあげるとまっすぐになりますよ。

 

 

髙田:あー…これ結構思い切りいっちゃったほうがいいのかな。

鈴木:ハサミを縦に入れている分、なかなか切れずもどかしいかもしれませんが、徐々に切っていくほうが失敗はないですよ。…いまのところかなりいい感じです!

髙田:本当ですか!僕もいい感じがしてます!!(笑)初めてだけど意外といけるかも?

 

★Point★

前髪は普段の毛流れと逆に寄せ、ハサミを縦に入れる。

癖毛の場合は少し濡らし、コームでまっすぐに整えてカットすると◎

 

2.耳周りの長さを整える

鈴木:次は、耳周りですね。どれくらい切りたいですか?

髙田:いつもは耳に少しかかるくらいで切ってもらってます。

鈴木:それではそのくらいで。ここも前髪と同じ要領です。毛束をつまんでハサミを縦にして切っていってください。これ、すごく見えづらいので特に気を付けてくださいね!

髙田:はい!(ドキドキ)

 

 

髙田:こんな感じかな。……右側(ハサミを持っている側)が難しいですね。

鈴木:そうなんですよ。鏡が見づらいんですけど、頑張ってください。

 

髙田:ちょっとすっきりしてきたかな。

 

 

鈴木:いい感じです!量を減らすと印象が少し変わってくるので、ちょっと長めに残してもらっておくといいかもしれません。

髙田:分かりました!

 

鈴木:他に長さが気になる部分はありますか?

髙田:長さはこれで大丈夫です。

 

★Point★

耳周りは、少し長めに残しておく。

 

3.トップをすく

鈴木:それでは、すきバサミに持ち替えてもらって、前髪から切っていきましょう。

前髪は生え際から3cmくらい残して、その上の部分の毛束を上に持ち上げます。

 

 

髙田:こうですか?

 

 

鈴木:そう、そこです。毛先と根元の中間でハサミを入れてください。

髙田:中間…。こんなにガッツリいっちゃっていいんですか!?

鈴木:今使っているスキばさみは、刃がギザギザと溝になっていて1度ではそんなに切れないので、安心してください。チョキンと1回挟んだらOKです。

 

 

鈴木:次は、今ハサミを入れた箇所から毛先まで中間のところでもう1度カットします。

このように「半分の半分、そのまた半分…」という感じで毛先に向かって切り進めていくと自然に毛先が細くなるのでオススメです。

髙田:半分の半分…なるほど。分かりやすい!

 

鈴木:最初の毛束が終わったら、同じ要領でそのまた上側の毛束を切っていきます。前髪の範囲までで大丈夫です。

髙田:なんとかできました。

 

★Point★

トップの量を減らすときは、根元と毛先の中間部分からハサミを入れる。

最初にハサミを入れた場所と毛先の中間部分にハサミを入れ、同様の流れで毛先まで切り進める。

 

4.サイド、ハチ周りをすく

鈴木:前側がいい感じになったら、次は横も同じようにすいてみましょうか。

結構ガッと持っちゃっていいですよ!もう少し下、耳に近いところで…。あ、今触っているその辺です!

 

 

髙田:おお!なるほど。こうか。

 

鈴木:横が終わったら、ハチ周りをカットします!前髪まで切らないように注意してくださいね。

 

 

髙田:……。どんどん髪がなくなっていっている…。

鈴木:ははは。その調子です!

髙田:あーでもなんか良さそう。頭が小さくなった気がする。

鈴木:うん、かなりいいですよ!!これでセットもしやすくなると思います。

 

★Point★

サイド、ハチ周りもトップと同様のすきバサミの使い方でOK。

 

 

5.前髪をすく

鈴木:では、前髪の量も減らしていきます。毛先3cmくらいのところを持って、「半分の半分」の要領でカットしてください。…もう少し下ですね。そう、そこくらい。

 

 

鈴木:切りづらかったら、ハサミを逆に(指の入れるところを変える)持ってもいいですよ! 櫛刃が入りやすくなると思います。

髙田:本当だ!切りやすい。

鈴木: 前髪の毛先の質感が理想の形になったらOKです。

髙田:じゃあこれくらいかな。我ながらいい感じです。

 

★Point★

前髪は毛先3cmのところと毛先の中間部分からすき始める。

切りづらい時は、ハサミの持ち方(指を入れるところ)を変えるとよい。

 

6.耳周りをすく

鈴木:最後に耳周りを整えます。耳にかかっている毛束をつまんで、ここも「半分の半分」で。

 

 

鈴木:耳周りはひと束につき1~2回カットしてください。アウトラインになる部分なので、ほどほどに。やりすぎるとスカスカになっちゃうので注意です!

 

髙田:はい、できました!

鈴木:いい感じですね。全体触ってみた感じはどうですか?

髙田:かなりスッキリしてます。頭が軽いです!

鈴木:おお!それは良かったです!!お疲れ様でした!

 

★Point★

耳周りはアウトラインになる部分なのですきすぎない。

 

カット終了!気になる変化は…?

 

髙田:セルフカットは初めてで、自分にできるのかな?と思っていましたが、満足な出来です!気持ちもスッキリしました。

 

全体的にさっぱりした印象。気にしていたボリュームもバランスよく整えられている。

 

 

カット前と比較してみると、違いが一目瞭然!もっさりした雰囲気が取り払われ、頭がひと回りほど小さく見える。

 

ヘアカットの専門知識がない人にも伝わるように、できるだけ簡単な言葉を使った説明を心掛けているという鈴木さん。初心者でも「大きな失敗をしない」ためのコツをたくさん教えてくれた。

また、画面越しにこちらの様子をしっかり見てくれているので、タイミングごとに適切なアドバイスを受けられる。カット中も和やかな雰囲気で、気さくに、そして丁寧にレクチャーしてくれるので安心だ。

実際にセルフカット初挑戦の髙田さんも、リラックスしながらカットを楽しんでいた。

 

鈴木:テレカットを利用された方からは、「不安だったけど、意外といい感じになった」という声を多くいただきます。中には「楽しかった!」と言ってくださる方もいて、私もうれしいですね。

長らくの間、美容院・理容院に行けていない方が多いと思うのですが、髪が伸びたり増えたりしてなんだか決まらないと、それだけで気分が落ちてしまうこともあると思うんです。小さいことかもしれませんが、外出しづらい時期だからこそ、普段より気持ちが暗くなっちゃう。

身だしなみの一環であることはもちろんなのですが、気分転換や自粛生活のマンネリ解消にも効果があると思います!

 

外出自粛の日々が続いているが、自宅でできる気分転換にテレカットを利用して、セルフカットに挑戦してみてはいかがだろうか。

心置きなく外出ができるようになったその日には、MR.BROTHERS CUT CLUBの店頭で、高い技術力を誇るスタイリストたちのカットを是非体験してみてほしい。

 

MR.BROTHERS CUT CLUB

 

東京都渋谷区神宮前 2-31-8 1F

TEL:03-6721-1774

営業時間:

月~土 11:00~22:00

日 11:00~20:00

不定休

 

メニュー(税込価格):カット6,600円~、カラー7,700円、パーマ7,700円~