世界的なバーバーブームが訪れている昨今、東京でもクラシカルな髪型をした男たちが増えている。ここでいう「クラシカル」とは、サイドとバックをビシッと刈り上げ、トップをポマードで7:3に整えた、男らしいヘアスタイル。グルーメンでも度々取り上げている「ショートバック&サイド」の“原型”とも言えるヘアスタイルだ。
そんなクラシカルなバーバーカルチャーの最先端を走り続ける、世界一と名高いオランダ・ロッテルダムのバーバーショップ『Schorem(シュコーラム)』のオーナー、Leen(レイン)氏とBertus(バータス)氏が来日。原宿の『MR.BROTHERS CUT CLUB』と、神田の『THE BARBA TOKYO B1』にて、カットショーのイベントが行われた。
11月9日に行われた『MR.BROTHERS CUT CLUB』のカットショーの様子。
11月10日に行われた『THE BARBA TOKYO B1』のカットショーの様子。
カットについてはそれぞれの店舗で実践してもらうとして、今回のカットショーで披露された「クラシックカットスタイリング」のコツについて『MR.BROTHERS CUT CLUB』広報の堀さんに解説してもらったので、参考にして欲しい。
「まず髪の毛を適度に湿らせた状況にします。この際、”濡れている”ではなく”湿っている”程度に上手く調節することがひとつ目のコツです。次に髪の長さや量に合ったポマードを缶からすくい手のひら全体で温めながら手にのばした後、髪の毛全てになじませます。この時、後頭部から後ろに流しながら、まずはオールバックにするようになじませましょう。これがふたつ目のコツです。最後は、自分の好みの分け目をコームを使いながら綺麗に作っていき、コームを髪に通す際は必ず空いている方の手で髪の毛を押さえつけます、これが3つ目のコツです。最後に全体のバランスを整えたらクラッシックカットのスタイリングが完成です」
敢えてのクラシック路線への回帰。それは、トレンドが日々移り変わる今の時代だからこそ、自分だけのブレないオリジナリティを求めたいという男たちが増え、今あるべき“男らしさ”を見直し始めたということだろう。
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取材・文/GROOMEN編集部