年末は“口クサ男”が急増!?
デキる営業マンの口臭対策とは

今年も残り2カ月。年末に向けて、これから仕事が多忙を極めるグルーメン諸君も多いのでは。睡眠不足や栄養不足も心配だが、見落としがちなのが口臭の悪化だ。食事をとる時間がなく空腹状態が続いたり、コーヒーや煙草の量が増えたり……と、多忙な状況は口臭を引き起こす環境になりやすい。そこでケアのお手本にしたいのが、日々さまざまな顧客と顔を合わせている営業マンだ。外出や商談が多く多忙な彼らだが、口臭で相手に悪い印象を与えないよう効率良くケアを行っているに違いない。モンデリーズ・ジャパンが30~40代の男性営業マン約300名を対象に行った「営業マンと息リフレッシュに関する調査」の結果から、彼らの口臭対策を学ぼう。

 

営業マンの6割以上は自分の口臭を気にしている

 

まず、「営業マンとして気をつけていることは何か」という質問に対し、1位「身だしなみ」、2位「服装」と続いて、3位に「口臭」がランクイン。さらに「自身の口臭が気になるか」という質問には、65.7%が「常に気になる」「ときどき気になる」と回答するなど、やはり営業マンはエチケットとして口臭を気にする人の割合が多いことがわかる。

特に気をつけているのは、やはり顧客を相手にする時だ。「どんな時に口の中や息をリフレッシュしたいか」という問いには、「口の中がネバついた時(59%)」、「口の中が乾いた時(47.8%)」など、自分自身が不快感を覚えたときが上位となる一方、4位には「客に会う前(43.3%)」がランクイン。5位の「他人に近づいたり、話したりする時(14.4%)」とは大きく差があり、営業マンの2人に1人は大事な顧客と会う前こそ口の中をリフレッシュさせたいと思っているようだ。

 

ガムで、タブレットで……大事なのは“使い分け”

 

このように、口臭に人一倍気を遣っている営業マンたちだが、多忙な彼らはどのタイミングでどんなケアを行っているのだろうか? 同アンケートで聞いた「口の中や息をリフレッシュする方法」について、回答の多かった方法とポイントをシーン別に見て行こう。

 

シーン① 社内勤務・デスク作業中:ドリンクを飲む(61.6%)

外出時より比較的自由がきく社内業務中は、ドリンクを飲む人の割合が多かった。口臭発生の原因のひとつは口腔内の乾燥。手っ取り早く口の中を潤すためには、やはり水分補給が一番だ。しかしコーヒーは唾液の分泌量を減少させるため、口臭対策には逆効果。ミネラルウォーターや、消臭作用のあるカテキンを含む緑茶などがお勧めだ。

 

シーン② 営業先への移動中:ガムを噛む(41.6%)

ガムを噛むことにより唾液の分泌が促され、噛んでいる間口腔内の潤いが持続。さらに、噛むことで脳を適度に刺激し、記憶を司る海馬を活性化させたり、扁桃体へのストレス反応が抑えられたりするため、記憶力・集中力アップというプラスアルファの効果も期待できる。移動の電車やタクシーの中で集中したい時、例えばプレゼンのイメージトレーニングをする時などに役立つはずだ。

 

シーン③ 商談・会議前:タブレットを食べる(38.4%)

ゆっくりガムを噛みながらの商談なんてもちろんNG。短時間でサッとケアしたいなら、ミント系のタブレットを常にポケットに忍ばせておこう。商談の直前でも、数粒食べるだけでケア完了。メントール配合のものならスースーとした清涼感が口の中に広がり、睡魔に襲われがちな午後の会議の眠気覚ましにも効きそうだ。

 

アンケートの結果から、シーン別でケアの方法を使い分けることが、ビジネスマンの賢い息のリフレッシュ方法と言えそうだ。普段外出せず顧客に会わない職種であったとしても、何もケアせず息が臭うようでは社内の評判に響くかも。営業マンに学ぶ口臭対策、早速今日から実践してみては。

 

 

文/芳賀直美(OUTSIDERS Inc.)