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あったかインナー7選を試着・比較
2017年 おすすめはどれだ!?

今や冬のスーツの下着として欠かせない存在になった「あったかインナー」。
数年前までは、防寒インナーの代名詞といえば、ユニクロの「ヒートテック」だったが、最近は多くのメーカーや独自にデザインして生産しているプライベートブランドなどが目立つようになり、各社しのぎを削っている戦国時代だ。

 

しかし男たるもの、暖かければすべて良し、と言うワケでもなく、着心地や洋服との相性などが大きなポイントになることは言うまでもない。さらに近年では、保湿効果のある天然素材や肌への刺激が少ない商品開発も進んでいる。

 

そこで、実際に各ブランドの防寒インナーをモデルが実際に着用して、徹底比較してた。値段・素材・着心地・暖かさ、機能性などをリアルな声でお届けしよう。

 

試したのは、7ブランド。各社の「あったかインナー」の特徴は?

 

■ 薄軽暖NUDY半袖シャツ/ワコールメン(ワコール)

素材▶アクリル50%、ナイロン35%、ポリウレタン15%
価格▶¥4,000+税
展開▶M、L

デザイン▶半袖V首
色▶ホワイト、ベージュ

※モデル着用は半袖V首、Mサイズ

 

アウターにラインが出にくく、薄くて軽くて暖かい快適な着用感

まずは、インナー界の大御所ワコールの製品をご紹介しよう。

独自の超軽量アクリルを使用した薄くて軽い着用感が人気を呼びそうなこのインナー。空気の層を逃がしにくい保温構造で暖かいのはもちろん、ネック・袖・裾部分はフリーなカッティングの素材を使用し、アウターにラインが出にくいのが特徴だ。

他の発熱素材とは異なり、軽く、柔らかなガーゼタッチは段違いのよう。素材の特性を最大限に生かし、快適な着用感のために、細部までとことんこだわって縫製しているというのもうなづける。

 

試着した感想

「シームレスで、アウターにラインが出にくそうなのがいいですね。首回りが広くて髪をセットした後でも崩すことなく着用できるのもポイントが高いです」

 

ワコールメン  http://www.wacoalmen.jp/

 

 

■ 洋服の青山


素材▶レーヨン60%、ポリエステル:35%、ポリウレタン5%
価格▶¥1,000+税
展開▶M、L、LL

デザイン▶半袖V首
色▶ホワイト
サイズ展開▶M、L、LL

※モデル着用は半袖V首、Lサイズ

 

体の水分を吸収して発熱する吸湿発熱機能で快適なビジネススタイルに

次に紹介するのは、ビジネスマンの強い味方、洋服の青山のインナー。

体から発する水分を吸収し、発熱する吸湿発熱機能を持つAir Bizは、暖かいのに、薄く滑らかな肌触りが特徴だ。そのほかにも肩幅を狭く、腕の動きをさまたげないアームホール設計や袖口寸法を狭めに設計し着用後の袖口のずり上がりを軽減したり、身体の動きにフィットする、脇ラインシェイプを採用している。

洋服の青山ならではのビジネススタイルを快適に過ごすための工夫が嬉しい一枚だ。

 

試着した感想
「程よいストレッチ感がいいですね。シャツのボタンを開けてもネックが深く見えにくいので、普段使いのシャツにも使えそう」

 

洋服の青山 http://www.y-aoyama.jp/

 

 

■ ホットコット/ベルメゾン

素材▶綿95%、ポリウレタン5%
価格▶¥917+税
展開▶M、L、LL、3L

デザイン▶半袖丸首、長袖丸首、半袖V首、長袖V首
色▶ブラック、オフホワイト、杢グレー、アンティークネイビー、ブラック×ブラウン

※モデル着用は半袖V首、Lサイズ

 

発熱綿とオーガニックコットンをブレンド、乾燥肌・敏感肌の人に

続いて紹介するのは、通販大手のベルメゾン。

やさしい肌触りの良さが特徴のホットコット。化学繊維だけの発熱インナーが多い中、ベルメゾンは着心地にもこだわって発熱綿とオーガニックコットンをブレンドし、肌にやさしい快適な着心地を追求している。
化学繊維だけの生地より温度上昇率が高く、乾燥肌、敏感肌の人にもおすすめだ。綿混のため汗をかいてもムレにくく、1日着ていても快適に過ごせそう。

 

試着した感想
「ボトムにインしやすくするためなのか、着丈はやや長めです。そこは好みが分かれそうですね。肌ざわりが良く着心地も軽くて、全くストレスを感じません。オーガニックコットンを使っている点がポイント高いです」

 

ベルメゾン http://www.bellemaison.jp/

 

 

■ エコヒート/西友


素材▶アクリル 55%、レーヨン 38%、ポリウレタン7%
価格▶¥940+税
展開▶M、L、LL

デザイン▶半袖V首、長袖丸首、長袖V首、長袖丸首
色▶半袖V首はホワイト、ブラック、グレーの3色展開。半袖丸首は白/グレーの2色展開

※モデル着用は半袖V首、Lサイズ

 

吸放湿性に優れ、着心地の良さと保温性を両立した安心の1着

「エコヒート」は、西友が独自に開発した防寒機能に優れたインナーウェアだ。

アクリル比率をこれまでより増やすことで、ふっくらと柔らかい風合いと保温性を実現。
吸放湿性に優れており、薄くて柔らかい素材を使用した着心地の良さで人気を集めている。

吸湿発熱素材により、繊維が蒸発される水蒸気を吸着・吸収すると、素材自体が温かくなるのが特徴だ。快適な暖かさを保ち、気持ちのいい柔らかさを高めたこのインナー。姿勢と動きに着目した新たなパターンを採用し、着やすい設計になっている。リラックス感に加えて、いつでも気軽に着られて気軽に洗濯できる安心感のある1着に仕上がっている。

 

試着した感想
「サラサラで柔らかな肌触りです。全体的に軽くて柔らかい仕立てなので、
重ね着をしてもアウターに響かず、スッキリと着ることができそう」

 

西友 http://www.seiyu.co.jp/

 

 

■ ブレスサーモ エブリ/ミズノ

素材▶ポリエステル91%、指定外繊維(ブレスサーモ)9%
価格▶¥1,900+税
展開▶S、M、L、LL

デザイン▶半袖V首、長袖丸首、長袖V首
色▶オフホワイト、チャコール、ブラック

※モデル着用は半袖V首、Lサイズ

 

汗の消臭機能や制菌機能、部屋干し対策などの機能性が嬉しい

スポーツブランドを代表して、ミズノのインナーを紹介しよう。

独自開発した汗で発熱する繊維「ブレスサーモ(人体から発生する水分を吸収して発熱する)」で、スポーツやアウトドア用機能性インナーを数年前から展開しているミズノ。
そのスポーツ品質を、発熱力はそのままに、街着に快適な性能を追求したのがこの「ブレスサーモエブリ」だ。さらに汗などのアンモニア消臭機能や保温力、制菌機能、部屋干し対策など、かゆいところに手が届く機能性に、スポーツブランド大手の実力を垣間見られる1着となっている。

 

試着した感想
「ストレッチ性は低いものの、身幅にゆとりがあって下着特有の締め付けを感じません。サラッとした肌触りで気持ちがいい。着た直後はわからないけど、時間とともに温かくなってくる感じがあります」

 

ミズノ http://www.mizuno.jp/

 

 

■ ボディヒーター/セブン&アイ

素材▶レーヨン65%、ポリエステル28%、ポリウレタン7%
価格▶¥790+税
展開▶S、M、L、LL、3L、4L、5L

デザイン▶半袖V首、9部袖V首
色▶ホワイト、ブラック、チャコール、ネイビー

※モデル着用は半袖V首、Lサイズ

 

外では暖かく暖房の効いた屋内では爽やかに。お手頃価格で優秀

最後にイトーヨーカドーや、セブン&アイのネットショッピングサイト「オムニ7」など、最も気軽に買えるセブン&アイのボディヒーター。

このボディヒーターは、外では暖かく、暖房の効いた屋内では爽やかに過ごせるのが魅力だ。
昨年よりもレーヨンの混率がアップし、とろけるような肌触りになり、包み込まれるような暖かさを実現。さらにすっきりしたシルエットで身体の動きにフィット。伸縮性に富んだ素材だからこそ、着脱が容易となっている。

また1,000円でお釣りがくるコスパの良さも嬉しい製品だ。

 

試着した感想
「この値段でこの薄さが驚異的です。着膨れせずにオシャレを邪魔しないのが嬉しいです。ビジネスシーンはもちろん、普段使いのインナーとしてもおすすめできますね」

 

セブン&アイ http://www.7andi.com/

 

 

■ アイヒート/アルペン

素材▶レーヨン62%、ポリエステル33%、ポリウレタン5%
価格▶¥833+税
展開▶S、M、L、LL

デザイン▶9部袖V首、9部袖丸首
色▶ホワイト、ブラック

※モデル着用は9部袖V首、Lサイズ

 

ぐっと冷え込む日に、ウィンタースポーツに。+3℃の発熱機能が◎

スポーツ用品小売大手のアルペンが開発した吸水発熱ウェア「アイヒート」。

アイヒートは身体から発せられる水分を吸収して、生地自らが熱を生み出す吸水発熱機能を持った商品だ。この軽量タイプは軽さと暖かさの両立を実現、素材の配合を工夫し「+3℃」の発熱機能を搭載している。

コストパフォーマンスとのバランスも良く、通勤や休日の街着から、冬のアクティブなスポーツシーンまで幅広く活躍してくれそうだ。

 

試着した感想
「体にピタっとフィットして、シワなく着られます。伸縮性も良く、とても暖かく感じます。でも窮屈じゃなくて、このジャストフィット感が気持ちいいです。袖口もスキマがないので風が入り込んでくる心配もなさそうです」

 

アルペン https://www.alpen-group.jp/

 

 

このように各ブランドによって、機能性に富んでいる「あったかインナー」。

まずは「身体の熱を逃がしにくいタイプ」がいいのか? それとも「繊維自体が発熱するタイプ」がいいのか、用途や自分の好みによって選ぶものが自ずと変わってくるだろう。
寒い冬を賢く乗り切るには欠かせないアイテムである、「あったかインナー」。

機能を知って選んでみると良いだろう。

 

撮影/さとうのりゆき
取材・文/竹治昭宏