顔の輪郭、大きさまでも変化!
頬ヒゲ(サイドバーン)の活用法

連載|“ヒゲ専”理容師が教える似合うヒゲの作り方 Vol.06

くちヒゲ、あごヒゲ、コンビ、囲み……、これまでいろいろなヒゲデザインをご紹介してきましたが、まだまだヒゲの種類は尽きません。今回は、【頬ヒゲ編(鬚 / sideburn / サイドバーン)】をご紹介します。

 

ヒゲを楽しむ【頬ヒゲ編(鬚 / sideburn / サイドバーン)】

 

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頬ヒゲやモミアゲがある程度生えている人なら、一度はトライしたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

 

しかし、写真からもわかるように、世間一般の感覚では“個性派”に入ります。「個性的」「カッコいい」「センス良さそう」「怪しい」「汚い」……、100人が見たら100人の捉え方があると思っていた方が良いでしょう。「ちょっとヒゲを作ってみた」というレベルを一気に超えてしまうので、仕事に影響しそうであれば避けたほうが無難です。

 

そしてこの頬ヒゲ、デザインがかなり重要です。その分、デザインをしっかり考えれば、メリットも大きいと言えます。

 

顔の印象がガラリと変わる? 頬ヒゲのデザイン

 

頬ヒゲには、大きく分けて「モミアゲからつながるサイドのヒゲ」と「頬部分のヒゲ」があります。

 

まずモミアゲからつながるサイドのヒゲ。これは、位置や太さ(幅)、角度を変化させることで「顔の大きさ」や「輪郭」の印象をコントロールできます。そして頬部分のヒゲは、シャドウ効果で顔を小さく見せることができます。

 

まるで女性のメイクみたいですね!

 

生まれ持った輪郭はどうすることもできませんが、頬ヒゲを駆使することで「顔を小さく見せたい」「優し印象になりたい」「キリッとした印象になりたい」など、自分の理想のイメージに近づくことができるのです。

 

次回は、輪郭別にオススメの頬ヒゲと、頬ヒゲのデザインのコツについてお話したいと思います。

 

 

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樋口祥胤(ひぐち・よしつぐ)

理容室『THE BARBER 代官山』マネージャー。コンプレックスだった童顔を克服するためヒゲを生やし始めたのをきっかけに、ヒゲデザインのおもしろさに目覚める。実体験を元にヒゲデザインを提案。ヒゲ歴20年。THE BARBER ヒゲ部門メイン担当。

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