今回は、顔の形とヒゲデザインの相性をご紹介しましょう。
ヒゲを楽しむ【あごヒゲ編(鬚/beard:ビアード)】
ヒゲを楽しむにあたって1番気軽なのが「あごヒゲ」でしょう。ヒゲの薄い人でも比較的年齢と共に少しずつ濃くなる割合が高く、自分でデザインメンテナンスもしやすいので、これからヒゲを生やそうと思っている人は、あごヒゲからのトライをおすすめします。
あなたに似合うあごヒゲを探しましょう
あごヒゲだけを見てもかなりの種類があります。幅の狭いもの、広いもの、富士型、おわん型、長さが短いもの、長いもの…いろいろ試してみたくなりますよね。例えば「憧れの俳優やスポーツ選手と同じヒゲデザインにしてみたい」なんて思うこともあるでしょう。なりたいヒゲのイメージを持つのは大切な事です。
しかし、ひとつ考えて頂きたい事があります。それは、「自分のヒゲは、そのヒゲを作れるほど生えているのか?」ということ。
実はこれがすごく大事なポイントで、イメージと生えているヒゲの量にギャップがあり過ぎると損をします! カッコ良くなろうと思ってヒゲを生やしたはずなのに、不潔に見えてしまったり、カッコ悪く見えてしまうことも。私は、自分に似合うヒゲをデザインするための近道は“消去法”だと思います。まずは自分のヒゲの生えている位置や量を知り、自分ができそうもないヒゲの形を省くことから始めましょう。
【あごヒゲ初級】
1番失敗が少なくトライしやすいのが薄く整えたあごヒゲ。ヒゲで個性を出しつつ、清潔感もキープできます。また、薄いデザインはアクティブな印象なので活動的に見えます。
富士型や三角系の形は比較的どんな顔の形にも合いますが、サイズ感を間違えると逆に印象を悪くするので気付けましょう。
幅は口角くらいで、軽く富士型か三角にするのがベストでしょう。あまりにもデザインが小さ過ぎると、顔を縦長に見せてしまったり、顔が大きく見えてしまうので注意です。
【あごヒゲ中級】
次は濃さ(長さ)のあるあごヒゲについてです。
個性が強調されますね。
ご覧の通りヒゲが濃く(長く)なると顔の輪郭が見えづらくなります。よって輪郭にコンプレックスがある場合にヒゲでカバーする事も可能です。
面長の場合は少し幅を広くし、濃さ(長さ)を出す事で輪郭を矯正し顔を小さく見せる事ができます。逆に幅が狭く濃さ(長さ)があると、顔を縦長に見せる効果が強調されてしまうので気を付けましょう。
丸顔の人は、真ん中の写真のように少しデザイン性を持たせるとメリハリがついてかっこ良いでしょう。ですが、お手入れをしないと汚く見えるので注意です。
ワンポイントのヒゲでもその人のイメージを変える事ができるので、是非楽しんでトライしましょう!
理容室『THE BARBER 代官山』マネージャー。コンプレックスだった童顔を克服するためヒゲを生やし始めたのをきっかけに、ヒゲデザインのおもしろさに目覚める。実体験を元にヒゲデザインを提案。ヒゲ歴20年。THE BARBER ヒゲ部門メイン担当。