ジョージ・クルーニーやジョニー・デップ、男なら一度は彼らのさりげなくカッコいいヒゲに憧れたことがあるのではないでしょうか。
最近はヒゲを生やしている日本人も増えてきています。20年間ヒゲを生やし続けて来た私としては喜ばしい事です。世間のヒゲに対するイメージも少しずつ変わってきた気がします。メガネやネクタイを楽しむように、女性がお化粧を楽しむように、ヒゲもお洒落アイテムのひとつとして楽しもうじゃありませんか。そこで、本連載ではヒゲを楽しむためのヒントを少しずつ紹介していきたいと思います。
こんなにたくさん! ヒゲの種類
写真のようにヒゲの種類はたくさんあります。
ちょっとした太さの違いや、濃さの違いだけでも印象が変わっておもしろいですね。そして、デザインだけではなく「ヒゲ」と言う漢字にも種類がある事をご存知ですか? 漢字の使い分けは「髭(くちヒゲ)」「鬚(あごヒゲ)」」「髯(ほおヒゲ)」の3つで、英語でも同様に使い分けられています。日本語の「ヒゲ」のように3者を統括した漢字や英単語は存在しないんですね。
あなたに似合うヒゲはどんなデザイン?
さて、早速ヒゲを楽しんで頂く前に、ひとつ頭に入れて考えて頂きたい事があります。それは、「自分のヒゲは、そのヒゲを作れるほど生えているのか?」ということ。
例えば、「憧れの俳優やスポーツ選手と同じヒゲデザインにしてみたい」なんて思うこともあるでしょう。なりたいヒゲのイメージを持つのは大切な事です。しかし、イメージと生えているヒゲの量にギャップがあり過ぎると損をします!
カッコ良くなろうと思ってヒゲを生やしたはずなのに、不潔に見えてしまったり、カッコ悪く見えてしまうことも。私は、自分に似合うヒゲをデザインするための近道は“消去法”だと思います。まずは自分のヒゲの生えている位置や量を知り、自分が出来そうもないヒゲの形を省くことから始めましょう。
自分にできないヒゲのデザインは消去! 自分が求めてないイメージや印象のデザインは消去! 消去法で絞っていけば、自分に似合うデザインがきっと残るでしょう。
理容室『THE BARBER 代官山』マネージャー。コンプレックスだった童顔を克服するためヒゲを生やし始めたのをきっかけに、ヒゲデザインのおもしろさに目覚める。実体験を元にヒゲデザインを提案。ヒゲ歴20年。THE BARBER ヒゲ部門メイン担当。