rawfood

漬物や刺身もOK?
NYに学ぶローフード作法

最近日本でも話題の「ローフード」をご存じだろうか。「RAW FOOD=生の食べ物」という名前の通り、食材を非加熱(もしくは48度以下の温度で調理)で食べる食事法のことだ。ベジタリアンやヴィーガンも多く住むニューヨークで生まれたローフード、そもそもなぜ生で食べるのが良いのかというと、48度以上に加熱すると食材の持つ酵素が壊れてしまうから。食物酵素は、生きたまま体内に取り入れることで、栄養を摂れるだけでなく代謝や消化活動が盛んになり、健康・ダイエット効果が期待できる優れもの。女優のデミ・ムーアがローフード生活を始めて7kgの減量に成功するなど、セレブたちの間でも注目を集めているのだ。

 

海外セレブも実践しているローフードの作法とは?

 

食べるだけで健康・ダイエット効果が期待できるローフードだが、何かと制約が多そうでとっつきにくい印象も。そこで、本場のニューヨーカーたちはどのように実践しているのか調べてみた。

 

基本となる素材は野菜や果物。特に、植物の発芽したての状態であるスプラウトは食物酵素を多く含んでいて、ローフードには欠かせない食材だ。アメリカの定番スナックであるナッツ類は、ローストしていない生ナッツならOKとされている。

 

食べ方にもさまざまな工夫が。ニューヨークのローフードレストランでは、普通のパスタの代わりにズッキーニやスクワッシュ(西洋カボチャ)を細くスライスしてスパゲッティ風にしたり、薄く切ったラディッシュをラビオリ風に調理したりと、食感の良い野菜をうまく使って満足感が得られるようアレンジしている。また、野菜や果物を入れてジューサーを回すだけで完成するスムージーも、立派なローフードのひとつ。ニューヨークではさまざまなジュースバーが軒を連ね、若者を中心に人気を呼んでいる。

 

日本にもあった! 身近なローフード

 

ニューヨーカーたちの間で浸透しているローフードだが、実は日本のいつもの食卓の中にもローフードを見つけることができる。たとえば発酵食品。ローフードの代表的な発酵食品であるザワークラウトはキャベツのピクルス、漬物である。つまり日本人の好む大根や白菜の漬物なども日本版ローフードと呼べる。また、ローフードの分類の中には生の肉や魚も食べる「ローアニマルフード」という考え方もあり、俳優のメル・ギブソンらが実践している。この考え方で言えば、生の魚、すなわち刺身もひとつのローフードと言えるだろう。加熱調理いらずで時間も手間もかからないローフード、忙しいグルーメンたちこそ積極的に取り入れてみては?

 

文/芳賀直美(OUTSIDERS Inc.)