2017年は「バーバー新時代」!?
リクルートがトレンド予測発表

まもなく2017年を迎えようとしている。2016年はどんな年だっただろうか? 髪型を変えてイメチェンした、自分に合うスタイリングを発見した、いきつけの美容室や理容室ができた……など、グルーメン諸君の髪にとって良い年であったことを願いたい。

 

「来年の事を言えば鬼が笑う」というが、今回はあえて来年の話をしたい。というのも、2017年はますます男性美容シーンが盛り上がるかもしれないからだ。

 

12月13日、株式会社リクルートホールディングスは、住まい、社会人学習、キャリア、若年雇用、アルバイト・パート、進学、飲食、美容の8領域における2017年のトレンド予測と、トレンドを表すキーワードを発表した。その中で“美容”の予測トレンドについて紹介していこう。「ホットペッパービューティー」の運営など、美容業界で圧倒的な存在感を放つリクルートの調査機関「ホットペッパービューティーアカデミー」の予測とあって、大いに期待が持てそうだ。

 

2017年の美容トレンドキーワードは「バーバー新時代」!

 

以前から、GROOMENでもスタイリッシュなバーバーを多数紹介してきた。

 

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2017年はさらにお洒落バーバーへの注目が高まることが予想される。従来のカット・シェービングに加え、男性向けの美容メニューやファッション関連サービスの提供、カルチャーを持った空間づくりなどにも取り組み、新しい付加価値で男性客を美容室から呼び戻す「バーバー」が勢いを増しているのだ。利用した男性客から、「客もスタッフも男性中心で落ち着く」「頭皮ケアやエステもある」「美容室のおしゃれなところと理容室の居心地の良さ、技術力など両方からいいとこ取り」と高評価を得ており、今後の利用拡大は確実と言えそうだ。

 

美容メニュー充実、男の社交場づくり……新しい価値を提案するバーバーが台頭

 

今は若い世代を中心に男性も美容室を利用する時代。「ホットペッパービューティーアカデミー」によれば、おしゃれを求めて30代男性の4割が美容室に通っており、20代ではさらに半数以上に上り、理容室の利用率を逆転している。

 

理容室は停滞の一途を見せるかと思いきや、新しい価値を提供するバーバーの出現により、最近は男性の美容室から「理容室への回帰」の兆しが見られるという。理容室に回帰する理由として、美容室が「料金が高い」「顔剃りができない」「女性が多くて居心地がよくない」といった声が利用者から上がっている。それに応えたバーバーは、男性向けの居心地がよくお洒落な空間を整えており、男性向けのネイルやフェイシャルパックなどの美容メニューの充実、ファッションやシューリペアなどを含めたトータルの身だしなみの提案、ビールやコーヒーを提供して男の社交場づくりなどに取り組み、バーバーの新時代を作り始めている。

 

今や理容室・バーバーといえば、“オジサンたちが通う近所の床屋さん”という場所ではなくなった(それはそれで残しておきたい日本の文化ではあるが……)。美容室では満足できない、より“男くさい”雰囲気に浸りたい、そんなわがままに応えてくれるバーバーが、来年も男たちの美容意識向上の一助になってくれるはずだ。

 

GROOMEN編集部/文