ドルツVS普通のハブラシを実験!
音波振動ハブラシの実力は本物か
実感が伝わるかはともかくとして、やってみましたパナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツEW-DE54」の性能検証レポート。比較対象は、普通のハブラシ。とにかく、百聞は一見にしかず。早速結果を見ていこう!
【検証したのはこの2アイテム!】
音波振動ハブラシ「ドルツEW-DE54」
※ブラシは「イオン用極細毛ブラシ」を使用
普通のハブラシ
【検証① 毛先の形状は?】
普通のハブラシとの大きな違いは、ドルツは毛先が2段になっていることだろう。先端約3mmだけが歯周ポケットに入るよう設計され、細さはなんと約0.02mm。なるほど、これだけ細ければ歯周ポケットの中まで届くわけだ。一方、短めの部分はそれよりやや太いようにも見えるが、それでも普通のハブラシの毛と比較すると、かなり細いことが分かる。
【検証② ヘッドの大きさは?】
日本人の特徴である“小さい口と凸凹の多い歯”に合わせて作られたというドルツのヘッドは約1.5cm。対して、通常のハブラシは約2cm。単純な比較で言えば0.5cmの違いだが、この差は意外と大きい。そもそも歯の横幅は1番広い部分でも約1cm前後なわけで、歯の1本1本にフィットさせようと思うと、よりコンパクトなヘッドが求められるのは納得。
【検証③ 汚れの落ちやすさは?】
まずは、この検証のハイライト。トウモロコシの実のすき間に、細かく挽いたコーヒー豆を詰め込み、どれだけ取れるかを検証。仮想“歯周ポケットの歯垢除去”として、まさに「極細毛×ヨコ磨き×音波振動」の実力が試される実験だ。ブラッシングタイムはどちらも1分間。さて、その結果は?
音波振動ハブラシ「ドルツEW-DE54」
※ブラシは「イオン用極細毛ブラシ」を使用
1分間の磨き時間を取っていたが、約40秒でコーヒー豆をほぼすべて取り除けてしまった。
普通のハブラシ
表面についたコーヒーは上手く取れたが、磨いているうちにどんどんコーヒーが詰まってしまう結果となった。というわけで…、磨き残しをドルツでさらに磨いてみた!
掻き出すようにヘッドを当てると、あっという間にほとんどすべてのコーヒーが無くなった。ご覧のようにドルツの圧勝。特にその実力を感じたのが、普通の歯ブラシで取り残されたものが、その後ドルツでキレイに取れたこと。実力の差を実感する検証だった。
【検証④ 磨き心地は?】
磨き心地といっても個人差があるため、ここでは水面にブラシを当てることで、その波紋の違いを検証することに。とは言ってみたものの、普通の歯ブラシでは波紋を立てるというよりも、もはやビチャビチャと波立つ程度。音波振動機能があるドルツのように細かな波紋を作るまでには至らなかった。手磨きでは実現不可能なドルツの振幅は、なんと約1.1mm。歯ぐきを傷めず、細かな振動で歯周ポケットの中の歯垢を掻き出すというわけだ。
【検証⑤ 歯に当たった時の強さは?】
強めに歯に押し当てた時に、どのようにパワーセーブ機能が効くかの検証のため、あえて少し固めの皮である“リンゴ”を使用して実験。結果は、どちらの歯ブラシもリンゴの皮を傷つけるには至らず、見た目の違いはほとんどなかったが、普通のブラシからは果汁の香りがしたのに対し、ドルツのブラシからは香りらしきものもなし。歯ぐきへの優しさという点では、やはりドルツが上回ったということか。
圧倒的な差で実力を示した、音波振動ハブラシはこれだ!
オープン価格/パナソニック
■参考リンク
撮影/高嶋佳代
取材・文/中村 慶