「ワックスとジェル、どっちがいい? 選び方で変わるあなたの髪型」に続き、今回も東京・銀座の人気ヘアサロン『drive for garden』のデザイナーJEROさんに取材。「剛毛や多毛、さらには薄毛の悩みもスタイリング剤で解決できる!」ということで、JEROさんに、おすすめのスタイルング剤とその使い方を教えてもらった。
まずは自分の髪質や毛量を把握。そして正しく使う
・剛毛=ハードワックスで束感をつくり、軽やかに
「ワックスは乾いた髪に使用。100円玉大をとり、手のひらにしっかり伸ばしたら、根元付近を起点に頭頂部に向かって髪全体に塗布します(前髪は除く)。イメージとしては薄く均等につけること。どこか一部でもまだらについてしまうと、それが崩れる原因となるため要注意です。ワックスをつけ終わったあとは髪が爆発したような状態になるのがベター。そこから好みの形を作っていきます。前髪は最後、手に残ったワックスで仕上げて下さい」
・多毛=ハードなジェルでボリュームダウン
「ジェルはタオルドライ後の半乾きの髪に使用。量は100円玉大。つけ方もワックスと同じで、頭頂部に向かって均等に。そして一度爆発させる。とにかくここが大事で、ワックスもジェルもなぜ爆発させるのかといえば、スタイリング剤を均等につけるため。無理になじませながらつくり込もうとすると、どうしてもまだらについてしまうのでおすすめできません。爆発させたら、トップは立たせ気味にして、後ろは中央に寄せて集めるなど、自由に形を作っていきましょう」
・薄毛=ハードスプレーで根元をふわっと持ち上げる
「スプレーは乾いた髪に使用。根元を持ち上げ(立ち上げて)、上からシュッと、2~3秒を目安に吹きかけます。その際、気をつけたいのが距離感。あまりに近いとスタイリング剤の粒子が大きいままの状態で髪につくため、べたっと濡れたような状態になってしまう。できれば30cm程度離してスプレーすることをおすすめします」
取材・文/染谷晴美