「ワックスとジェル、どっちがいい?選び方で変わるあなたの髪型」、「スタイリング剤の使い方で薄毛、剛毛、多毛の悩みを改善!」に続き、東京・銀座の人気ヘアサロン『drive for garden』のデザイナーJEROさんに、スタイリング剤の疑問をぶつけてみた。
Q.最近良く聞く「ポマード」と「グリース」ってどう違うの?
「ポマードは、セット力よりもツヤ出し重視のスタイリング剤です。例えば、カラーリングしているハイトーンのショートヘアにはポマードがおすすめ。ハイトーンはパサついて見えるので、ツヤ出しが必須です。グリースもツヤ出し重視ですが、ポマードに比べるとセット力も多少あります。大人世代にはリーゼントの印象が強いかもしれませんが、最近は女性のショートヘアにも人気。いつもふわっとさせている人が、ちょっとモードっぽく仕上げたいと時など、グリースならではのセミウェットな質感はかなりハマります」
Q.洗い流さないトリートメントでスタイリングできる?
「一般的にトリートメントをうたっているアイテムは、直接的なスタイリング力はほとんどないと考えていいと思いますが、髪が落ち着くことで、スタイリングがしやすくなるという意味での効果は期待できます。また、商品によっては、スタイリング剤と混ぜて使うことも可能。最近はオイルタイプのトリートメントをマットなワックスに混ぜて使用する人が増えています」
Q.スタイリング剤のつけ方のコツはある?
「スタイリング剤は、いちばん最初につけたところが量もたくさんついて重くなるので、順番をよく考えましょう。普通のショートであれば襟足など、すっきり落ち着かせたい部分からつけるのがオススメです。また、最近流行りのショートバック&サイドなどは、毛量の多いトップからつけて、サイドや前髪は最後、手に薄く残ったスタイリング剤を使うくらいの気持ちでOKです」
画像/Mainstream 取材・文/染谷晴美