「生え際が寂しくなってきた」「地肌が透けてきた」……そんな薄毛に悩む男達に知って欲しいのが、“薄毛は髪型でカバーできる”という事。
薄毛が気になり始めると、頭皮を隠そうと髪を伸ばし始める男たちは意外に多い。しかし、原宿の人気ヘアサロン『PEEK-A-BOO』のトップスタイリスト栗原貴史さんによれば、この髪型は、薄い部分とのコントラストで余計に薄毛が悪目立ちしてしまうという。このような残念な勘違いを回避すべく、今回は、薄毛をカバーしながらお洒落に見せられるヘアスタイルを教えてもらった。
モデルをしてくれたのは、「M字型」の薄毛に悩む男性。生え際からこめかみに食い込むように進行するM字型の薄毛は、日本人男性に最も多いとされる症状。顔の印象を左右する部分だけに、薄毛と悟られないヘアスタイルのコツを知っておこう。
まずは、今の髪型をチェック。NGポイントは3つ。あなたは大丈夫?
【NGポイント その1】
サイドの毛が長すぎる
➡横の毛が長いことによって、コントラストで薄毛が悪目立ち。さらに、顔のシルエットが丸くなり弱々しいイメージに。
【NGポイント その2】
トップの毛が長すぎる
➡細く弱った毛は根元が立たないため弱々しく、薄毛感が強くなってしまう。
【NGポイント その3】
全体の毛量がバラバラ
➡長さだけでなく、毛量のバランスによってもコントラストで薄毛が目立つ。
チェックが済んだら早速カット。薄毛の目立たない髪型をオーダーしてみよう。魔法の呪文はこの3つだ。
【薄毛カバーの呪文1】
「サイドを短く、縦長のシルエットにして下さい」
➡横の毛を短くすることで縦長のシルエットになる。ライオンのたてがみやニワトリのトサカのように、高さ出すことで強く若々しい印象になる。
【薄毛カバーの呪文2】
「トップの長さは4cm程度残して下さい」
➡重力に耐えられずヘナッとしてしまう弱った髪でも、短くすることでボリュームを出せる。整髪料をつけるとさらに髪が重くなるので、トップを立たせたいなら4cmが限度。髪質が柔らかく立ちづらい人は3cmでもOK。
【薄毛カバーの呪文3】
「サイドの毛量は、こめかみから自然につなげて下さい」
➡M字型の薄毛の人の多くは、サイドの毛は豊富に残っている。このコントラストを自然に馴染ませるには、多い部分の毛を減らすのがベスト。ただでさえ減ってきた毛を少なくするのは抵抗があるかもしれないが、プロの技にかかれば自然な仕上がりになる。
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