洗顔後は化粧水でうるおいを与え、乳液で保護をするのが鉄則!
ハットリ:化粧水はなぜ必要なんでしょうか?
上垣さん:そもそも肌というのは、内側から順に①肌内部の層、②顆粒層や有棘層など、さまざまな神経が通っている層、③肌の最上部にある角質層、と大きく三つに分かれています。先ほどもお話ししたとおり、洗顔後の肌は水分・油分を失っているのですが、これは③の角質層が、カラカラに乾いたスポンジのような状態になっているということ。スポンジを湿らせると柔らかくなりますよね? 肌も同じで、乾いた状態の角質層に化粧水で水分を与えることで、ハリがあってみずみずしい“健やかな肌の状態”にすることができます。特に男性は、シェービングによって毎日角質を削り落としているような状態なので、毎日しっかりスキンケアする必要があるんです。
ハットリ:水分を与えないと、肌はどうなっちゃうんですか?
上垣さん:何もしないと、乾いたスポンジのような状態がずっと続き、カサカサの乾燥肌になってしまうこともあるんです。さらに言うと、化粧水はきちんとパッティングすると角質層に浸透しやすいので、コットンを使ってしっかりケアすることをおすすめします。
ハットリ:そうなんですね。コットンを使う習慣はなかったので、試してみます! 化粧水をきちんとつけていれば問題ないような気もするんですが、やっぱり乳液やクリームも塗った方がいいんでしょうか?
上垣さん:そうですね。化粧水をつけたみずみずしい状態を長時間保つために必要です。水分が蒸発しないように、スポンジの上にビニールシートをかぶせてあげるようなものだと思ってください。エアコンや外気など、外部からの刺激による乾燥からも守ってくれますよ。
上垣さんが持っているのは<ラボ シリーズ>の「マックス LS V クリーム」。
ハットリ:化粧水で水分を補って、乳液やクリームで保護する、ということか。化粧水だけだとうるおいが十分に保たれないんですね。僕、すごい汗っかきなので、肌にいろいろ塗っても汗で流れちゃうから意味がないような気がしていました。やっぱり手は抜かない方がいいのかぁ。
上垣さん:汗やベタつきが気になる人は乾燥していないと思いがちなんですが、実は水分が不足していて余分な油分出ているという人はたくさんいます。きちんとケアをして肌にうるおいを与えれば、水分・油分を補い保つことにつながると思います。
ハットリ:本当ですか? 汗&ベタつきに悩まされてきた僕には朗報です!
次のページは……「スキンケアをきちんとすることで自信が持てる」