どうでもいい話だが、筆者(女)は男性の浴衣姿が大好物だ。チラリと見える鎖骨、帯を巻いたゴツい腰骨、裾がはだけた時のスネのライン、スーツや私服ではなかなか見る機会のない体のラインがセクシーでたまらない。
しかしある時、許せない出来事が……。それは、とある男性と泊りがけで初めての温泉旅行に行った時のこと。浴衣の裾から覗いたスネが、まるで熊のように毛むくじゃらだったのだ。大好きなスネの“ライン”が毛で覆われた時点でテンションガタ落ちなのは言うまでもないが、さらに追い打ちをかけるようにその出来事は風呂あがりに起きた。温泉で濡れた体毛は水分で膨張、スネ毛は濃さを増し、その存在を無駄にアピール。
その瞬間、私の中で「浴衣姿の男性のスネ」が好物から消えた。
前置きが長くなったが、かつての「濃い体毛=男らしい」というのは、もはや都市伝説。パナソニックでメンズグルーミングを担当する陣内克博さんによれば、ここ数年で男性のムダ毛ケアに対する行動は大きく変化しており、2008年に約5%だった男性の体毛処理率は、2014年になんと30%を超えた。特にボディシェーバーに関しては20代男性の購入率が高く、胸毛・スネ毛・陰毛に至るまで、今や体毛は処理するのが当然という時代なのだ。さらに、パナソニックが1万人の女性を対象に行った「理想的な男性の体毛バランス」調査において、87%の女性が「スネ毛は薄い方がいい」と回答したという。
男のスネ毛の剃り方とは?
そこで今回は、良く剃れると評判のパナソニックの「ボディシェーバー ER-GK40」を使用した「男のスネ毛処理法」についてレクチャーしてもらった。
■最新ボディシェーバーの知られざる威力
「『ボディシェーバー ER-GK40』は、首から下すべてのムダ毛処理に使用できるボディシェーバーです。“剃る”シェーバーと“整える”トリマーのふたつの機能を備え、3ミリ・6ミリ・9ミリの付属のアタッチメントを好みの長さで使い分けられます。また、浴室でも使用できる防水設計と、刃を外さずに剃り終えた毛を洗い流せるウォータースルー洗浄も特徴です」(陣内さん)
■「スネ毛を薄くする」時にやっちまった感を抑えるコツ
「自然に薄くしたいのであれば、アタッチメントを使用して長さを整える程度が良いでしょう。毛量や毛の太さによって仕上がりに個人差があるので、まずは9ミリ、まだ濃いようであれば6ミリ、それでも濃ければ3ミリと、徐々に短いアタッチメントに変えていって下さい。3ミリだとチクチクするかもしれないので、平均的な毛量の男性なら6ミリがオススメです」(陣内さん)
■剃る時に注意しなければいけない盲点
「バスルームで剃る場合は、毛を濡らす前に使用するのがポイントです。濡らしてしまうと毛が脚にくっついてしまい、上手く拾えません。また、剃る方向は毛流れと逆、スネ毛であれば下から上にシェーバーを動かします」(陣内さん)
以上を踏まえて、実際に体毛の濃い男性モデル(未処理の状態は約2センチ)のスネ毛を3ミリ・6ミリ・9ミリそれぞれでカット。その仕上がりを比較していこう!
■使用したのはコチラ!
パナソニック ボディシェーバー ER-GK40(6,000円前後 ※編集部調べ)
さて、あなたはどの薄さがお好みだろうか? 今回、生贄となった男性モデルによれば、3ミリに処理した後、長パンを履いてもチクチクするような不快感はなかったとのこと。さらにその後、右脚のみ未処理のまま過ごしてもらったが、奥様は「そう言われてみると……」程度の反応で「自然な仕上がり」と高評価。2週間後は以下のような状態だった。
これは女性である筆者の勝手な感想だが、処理直後は「スネ毛が薄くなるだけで、こんなにも脚がきれいに見えて清潔感が増すのか」と衝撃を受け、2週間後のスネを見てみると「ムダ毛が揃っているだけで、なんだか好印象」と感心した。というわけで、グルーメン諸君、寒くなるこれからの季節、女性を温泉デートに誘うその前に、自分のスネ毛チェックをお忘れなく!
文/GROOMEN編集部