食べてよし! 塗ってよし!
グルメな肌にはおいしいコスメを

表参道に新しくオープンした「LAUREL(ローレル)」の店先には、造り酒屋で見かける立派な杉玉がぶら下がり、店内にはがごめ昆布や酒かす、ゴマや小豆を使った商品の数々が並ぶ。とはいえ、ここは酒屋でもなければ自然食品の販売店でもない。国産素材にこだわったスキンケアアイテムを製造・販売するローレルの、初となる旗艦店だ。

 

食べておいしい自然素材を肌にも

 

北海道で生まれた同ブランドは、優しく華やかな香りから選ぶ『フレグランスシリーズ』と、素材の持つ栄養をシンプルに活かしたシリーズ『sozai LAUREL(ソザイ ローレル)』のふたつに大きく分かれる。特に『sozai LAUREL』は、「食べていいものは肌にもいい」という考えのもと、日本全国の「おいしい自然素材」をスキンケアに取り入れているのが特徴的だ。今回は、表参道本店の店長・長嶋康太さんに、『sozai LAUREL』のラインナップの中から、それぞれの素材の特徴や人気アイテムを聞いた。

 

・北海道函館市 がごめ昆布

 

シリーズの代表的な素材であるがごめ昆布は、限られた海域の深い水深の海に生息する、希少価値の高い昆布。独特の強いとろみが特徴で、保水力の高い化粧水や美容液が人気だ。中でも、男性におすすめなのが「sozai がごめ昆布シャンプー」(230ml 1,300円・税抜)と、「sozai がごめ昆布リンス」(220g 1,300円・税抜)だ。シャンプーは地肌と髪を保湿しながら頭皮の汚れをしっかりと落とし、リンスはパサついた髪に潤いを与えてくれる。

 

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・北海道栗山町 酒かす

 

130年以上の伝統を持つ老舗造り酒屋「小林酒造」の酒かすを使用。米や麹が肌をなめらかにし、日本酒の香りがふわりと香る。がごめ昆布と並ぶ人気の素材だ。今の季節に使いたいのは、酒かすと高知県産の生姜水などをブレンドした「sozai 酒かす生姜ボディクリーム」(150g 3,500円・税抜)。生姜が代謝をアップさせ、寝る前に塗れば体があたたまり、寒い夜でもぐっすり眠れるはず。ちなみに表参道店にあるテーブルと花壇は、小林酒造で酒樽として使われていた古材でできているのだとか。

 

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・北海道足寄町 ラワンぶき

 

男性に人気が高いのがこのシリーズ。ラワンぶきとは、足寄町の螺湾(ラワン)地域に生息し、草丈が2m以上、茎の直径約10cmにもなる大きな“ふき”だ。そのふきから出る水分のみでできた「sozai ラワンぶき化粧水」(100ml 1,800円・税抜)は肌荒れを防ぐ効果があり、シェービングで傷んだ男の肌も優しくケアしてくれる。

 

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他にも、肌を保護する北海道十勝産の亜麻、毛穴をきれいにしてくれる鹿児島県喜界島産のゴマ、肌にツヤを与える北海道十勝産の小豆など、素材の持つ力を最大限に活かしたスキンケアアイテムがそろっている。また、今年は新たに有機素材に限定したシリーズ『sozai LAUREL Organic(ソザイ ローレル オーガニック)』も登場。12月4日には新商品の「オリーブハンガリーウォーター 保湿ミスト」(4,200円・税抜)が発売予定だ。

 

「日本各地にある自然素材の持つ力を、全国、そして世界の人に知って欲しい」と語る長嶋さん。日本の海や畑で採れた素材の数々には、栄養と共に生産者たちの想いも込められている。肉や野菜の産地にこだわるように、スキンケアアイテムにも国産素材を。

 

 

LAUREL 表参道本店
東京都渋谷区神宮前5-2-7 B1F
TEL: 03-6805-0220
営業時間: 11:00 - 20:00

 

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LAUREL

文/芳賀直美(OUTSIDERS Inc.)