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アラサー男のかっこよくなりたい
美容ボーダーラインはどこ?

連載|梅野利奈のモテ・グルーメンの法則

「メイクしていないと人と会いたくない」そう語った、22歳の男のコは、その日はスッピンだからとマスクをつけていた。まるで美意識の高い女性のようだと、不思議な感覚をもった自分を「古臭い」と思った。なぜなら、これからは単に男だから・女だから、というステレオタイプで見ることができない「ユニセックス時代」に突入していくのだろうと、感じたからだ。

 

しかし、いつの時代にも世代差というものがある。10代~20代前半はすでにユニセックス世代だとしても、アラサーのグルーメン世代以上は年を重ねるごとに「女性らしくあれ」「男性らしくあれ」という意識がどんどん色濃く深く根づいている。そういう価値観の世代差が反映されてか、男性美容の実態調査では、20代と40代では美容コストも実践している内容も大きな差が生じている。ただし、美意識そのものに世代差があるのかと言うと、そうではない。どの世代においても「かっこよくなりたい」「清潔感をずっと保っていたい」という願望自体には変わりないように思えるのだ。

 

その願望を恥ずかしく思うことなく、表現できるのがユニセックス世代だとしたら、グルーメン世代は、「これ以上やると男なのに変だよな」と、なんとなく感じるボーダーラインから出ないようにと、無意識にストッパーをかけているのかもしれない。

では、アラサー以上の男性にとって「危ないかも」と思う美容法と、「むしろ積極的にやるべき」な美容法のボーダーラインとは、何なのか。

たとえば、体を鍛える、ひげや眉を整える、体臭ケアというものは誰からみても、OKゾーン。一方、眉を描く、カラ―コンタクトをつける、強い香水をつける、というのは、大衆ウケは期待できない。これらの違いを考えると、「元からあるものを整える」のは受け入れられることに対し、「元からないものを足すこと」は、賛否分かれるようだ。これは、メイクやネイルアートといった「足すこと」は、これまで女性の特権だったがゆえに、“男ならこうあれ”というイメージをもつ人にとって、男性が行うと違和感を与えてしまうのかもしれない。

 

今、男性美容は大きな変革の時期を迎えている。グルーメン世代は、ちょうどその変化の狭間にいる。興味もあるし、変なのではと不安にもなる。では、まずはみんなから支持されて、自分の変化もちゃんと感じ取れる、「元からあるものを整える」ことから始めよう。無理に若い男のコの意識を学ばなくても、自分たちなりの「誰から見られても男らしく、でもキレイでもある」という、グルーメン世代だからこその美意識こそが、自分に自信を与えてくれるはずだ。

 

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梅野 利奈(うめの・りな)
ビューティープランナー・美容ライター。外資系経営コンサルティング会社、国内化粧品会社でマーケティング・商品開発に携わり独立。現在は、社会心理学を研究しながら、みんながキラキラになれる「心理美容」を提唱。美容雑誌やファッション誌での執筆活動を中心に、結婚相談所では男性向けセミナー講師なども勤めている。著書に『ブスデトックス~イイ女の逆引き美容テクニック集~』(スタンダードマガジン刊)、『会って3秒で「ステキ」と思わせるデート・お見合いの服装&身だしなみ』(学研刊)。

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