男の冷え性はEDを招く!?
秋冬こそ男の温活対策をスタート

この季節、女性の間で流行るのが“温活”。実に8割の女性が冷え症に悩むと言われる現代、秋~冬は生姜レシピが急速に増え、ヨガやピラティスで汗を流し、お風呂は長風呂、眠るときは靴下を2枚重ね履き、などなど…。実に24時間体制で世の女子たちは温活に勤しむ。

 

それはなぜか…?

理由は、冷えが美容に悪いから。そして健康を損ねるから。

 

実はこの「冷え症」、最近は男の間でも増加傾向らしい。いや、むしろ男の方が冷えに関して真剣に向き合うべきといえるかもしれない。男にも怖い冷え。なぜ冷えがこんなにも恐れられるのか。

 

冷え症だと血行が悪くなる→身体に栄養が行き渡らなくなる→不要な老廃物を排出できなくなる→内臓や筋肉の働きが悪くなる→代謝が落ちて太る、肩こりや腰痛が酷くなる→あらゆる病気のリスクが高まる…という具合。

 

この他にも冷え症によるトラブルは

 

風邪を引きやすい
肌がくすむ
むくみやすい
下痢や便秘
胃の不調
ED
やる気の低減、疲れやすい
心血管疾患になりやすい

 

などなど、何ひとつ良いことはない。いわゆる慢性的なプチ不調ってやつはほとんど当てはまる。まさに冷えは万病の元。だが、女性の場合は手足が冷えやすいために自覚症状があるのだが、男性の場合はそれがあまりない。ではどこが冷たいのか?

 

答えは、内臓だ。

 

お腹や胃の辺りに手のひらを当ててみよう。温かさを感じなければ自覚症状が他になくても冷え症である可能性は大。胃腸が弱い、疲れが取れないなどプチ不調が続く人も冷えを疑ってみてもいいだろう。

 

男たちよ。運動せよ!そして筋肉を育てよ!

 

では、なぜ男の冷え症が増えているのか。冷えが女性特有と思われる原因のひとつは筋肉量が少ないことにある。元々、男性より筋肉が少ない女性は熱が作られにくく、結果、冷え症になりやすい。が、最近は男性の筋肉量も減少傾向に。運動不足と言われる現代人だが、ネット社会がそれに拍車をかけていると言えるだろう。ジムに通う、通勤は徒歩の範囲を広げるなど簡単なことから筋肉を使う生活を心がけたい。この他、

 

ビールやアイスなど冷たいものを摂りすぎて、内臓冷えに
喫煙やストレス過多で血管を収縮させ、血行不良に
冷房の効かせすぎで全身冷たい体に
夜更かしばかりで体内リズムが狂い、冷え症に

 

とまぁ、こんな具合。読んでお分かりのように、実は男たちの一般的な生活習慣に冷えの原因はがっつり当てはまるのだ。

 

対策としては、以上のような生活習慣をやめること。後、先にも述べたが筋肉をつけること! 病気じゃないけど不調がダラダラ続くって人は、今すぐ隠れ冷えを疑え。この冬は運動と体を温める食生活(生姜料理とか、朝はスープを飲むとかね)で、目指せ! 快適ポカポカ体質。

 

 

小澤佐知子(おざわ・さちこ)

フリーライター・編集・企画。ヘア&ビューティが専門。女性誌はもちろん、男性向けヘアカタログ、薄毛対策記事などを多く手掛ける他、東京・青山にてヘアサロンを運営。

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