水だけ飲んでも痩せません!
白湯なら飲むだけで燃焼ボディに

連載|Good Bye! メタボ

ダイエットに十分な水分摂取が大切なことはすでによく知られているが、ただやみくもに飲めば良いというものではない。適量や適した飲み方を実践してこそ、痩せやすい体を手に入れることができるもの。万一、間違った飲み方をしている場合は逆効果となることさえあるのだ。今回は、ダイエットに適切な水と、お白湯のダイエット効果についてお伝えしよう。

 

水を飲むことで得られるダイエット効果とは?

 

通常、男性の水分摂取の適量は、1日当たり2.5L前後とされる。適切に水分補給を行うことで期待できるのは、次のような効果だ。

 

・体内の老廃物の排泄促進(利尿・便秘予防)

・新陳代謝の促進

・消化機能の維持と食べ過ぎの予防

 

目安としては、スープや野菜などの食事に含まれる水分で1〜1.5L、無糖の飲み物から1〜1.5L。ただし、体格や運動、発汗、飲酒などにより体に必要な水分量は変化するため、それらに合わせて摂取量を調整することも必要だ。体内の水分が不足し脱水状態となると、老廃物が蓄積しやすくなり新陳代謝が低下するだけでなく、血液中の水分量が低下し通常よりもドロドロとした血液状態に。こうなると脳血管疾患などのリスクも高まる。

 

冷たい水、甘い飲み物はNG!

 

しかし、水分なら何でもOKというワケではない。男たちはアイスコーヒーや清涼飲料水を好む傾向にあるが、冷たいものは内臓を冷やす作用があり、新陳代謝を低下させてしまう。さらに、これらに含まれる砂糖も体を冷やす原因となるため、冷たさと砂糖のもつ性質が重なり、冷えポチャボディの原因となる。

 

そこで、脱・冷えポチャボディにオススメしたいのが白湯だ。白湯とは、ミネラルウォーターを沸かし、50〜60℃まで冷ましたもの(水道水の場合は一晩汲み置きして残留塩素を中和させやかんで5〜10分沸騰させよう)。

 

白湯によるダイエット効果とは?

 

白湯を飲む効果としては、こんなことが挙げられる。

 

 

・内臓が温まり、代謝機能が活性化する

・内臓の代謝・解毒機能を休ませ、本来の機能を回復させる

・胃腸の調子が整い、免疫機能がアップする

 

つまり白湯は、ハードワークや冬の寒さ、暴飲暴食などで疲れた身体のメンテナンスに役立つと言える。味のない白湯では物足りないという人は、おろし生姜やハチミツを数滴落としたものでもOK。

 

<まとめ>

朝晩2杯の白湯生活で、代謝の良いスッキリボディに

 

全ての飲み物を白湯にする必要はないので、まずは朝一番や夕食後の最後の水分として1日1〜2杯の白湯生活を始めてみよう。身体が温まることで便秘や不眠などちょっとした不調が改善するケースも多いので、忙しく疲れた人ほど実践して欲しい。

 

画像/Jin Choi 文/お皿のフチこ

 

 

お皿のフチこ
管理栄養士。クリニック・企業にて豊富なメタボ指導経験あり。世の男たちのメタボリスクを下げ、健康に過ごしてもらうべく、目的に合った食事の選び方、効果的な摂取法について発信。