男を元気にするアレも入ってる!?
X’masは鶏料理で男を上げよ

連載|Good Bye! メタボ

いよいよ12月。今年のクリスマスは、男の手料理で彼女をもてなすのも良いかもしれない。クリスマスディナーのメニューとしてオススメなのは、ローストチキン。低脂肪で高たんぱくな鶏肉は、調理法に気をつければメタボ予防や細マッチョなボディ作りの強い味方となる。そして、疲れが溜まった男たちの体を癒す注目の成分も含んでいるのだ。

 

鶏肉は疲労回復に効くあの成分が豊富!

 

鶏肉には、イミダゾールジペプチドという疲労回復に有効な成分が豊富に含まれる。あまり耳慣れない名称ではあるが、この成分は体内の疲労物質のひとつである乳酸を分解する作用があり、サプリメントなどにも広く使用されているのだ。特別なサプリから摂取しなくても、イミダゾールジペプチドを特に多く含むささみや鶏むね肉を50〜100g食べれば、十分な疲労回復効果が期待できるとされる。何かと疲れの溜まりやすい年の瀬、ぜひ鶏肉からイミダゾールジペプチドを補給することをおすすめしたい。

 

皮を除けば、カロリーは約半分に!

 

鶏肉は、100gあたりでささみ105kcal、むね肉191kcal、もも肉200kcalの順に高カロリーとなるが、そのカロリーの多くは皮の部分にある。皮を除くことで、むね肉は108kcalに、もも肉は116kcalと、ささみとほぼ変わらない程に低カロリーになる。

対して豚肉や牛肉は、100gあたりで豚もも肉(183kcal)、豚ロース肉(263kcal)、牛もも肉(246kcal)、牛肩ロース(411kcal)とカロリーが高いものだ。これらも脂身をしっかりと除けばカロリーダウンは可能だが、それでも鶏肉には到底及ばない。

 

食べるなら、断然ローストチキン!

 

家庭やレストランで食べるチキンは、ローストされたものが主流であるため、余分な油は少なくカロリーも低めだ。標準サイズ1本(約150g)で約250kcalというところだろう。前菜やサイドメニューとともに雰囲気を楽しみながら食べれば、メイン自体は低カロリーでも満足度も大きくなる。

 

気を付けたいのはテイクアウトのチキンだ。ファーストフードやコンビニのクリスマスチキンは、コスパや利便性が高く味も間違いないと人気だが、これらは衣を付けて油で揚げてあるものが多く、高カロリーな可能性大。やや小さめのサイズ(約90g~120g)でも1本あたりのカロリーが230〜310kcalあり、1食で2〜3本は食べられてしまうため、チキンだけでかなりのカロリーを摂取してしまうケースも多い。仮にこれらを2本食べた場合の油の摂取量はなんと40g以上(男性1日の脂質の目安量の6〜7割に相当)となるため、注意が必要だ。

 

<まとめ>
ローストチキンで年末もパリッと過ごそう!

 

鶏肉料理というと、豚肉や牛肉の料理より安っぽいイメージが付きまとうが、ヘルシー度に関しては肉の中で右に出るものはない。飲み会続きでスーツ姿がむっちりしやすいこの季節、ローストチキンなどの揚げない鶏肉料理を食べて、スリムにパリッと決めて欲しい。

 

画像/Edsel Little 文/お皿のフチこ

 

 

お皿のフチこ
管理栄養士。クリニック・企業にて豊富なメタボ指導経験あり。世の男たちのメタボリスクを下げ、健康に過ごしてもらうべく、目的に合った食事の選び方、効果的な摂取法について発信。