唇だけでなく、爪までも…?
くだけたセンスが魅力のアイツ

連載|化粧品メーカー社長がこっそり教える“浮気コスメ”

メンズコスメブランド「BULK HOMME(バルクオム)」の代表 野口卓也氏が、自社ブランド以外の愛用コスメを紹介する本連載。さて、今週の浮気コスメは…?

 

男のリップクリームのススメ

 

リップクリームを常用する男性はわりと多いな、という感覚を持っています。冬は顕著です。ただ、その銘柄にオリジナリティがあるかというとそうでもなく、便利に手軽にコンビニエンスストアで例の緑色のやつを買っている人が多いように感じます。

 

そこで、そもそもスティック型のリップクリームから見直してリップバームを使ってみては? というのが今回の提案。

 

リップバームとは、こういう容器に入ったバージョンのリップのことです。

 

パパバター リップバーム

 

ひとさし指でちょこんと取り出し、唇にすーっとなじませます。

 

僕だけかもしれませんが、女々しいデザインはもちろん、あまりにも分かりやすく男向けっぽいデザインも、なんとなく敬遠しがち。そんなところ、いい意味で脱力感のある絶妙にちょうどいいリップバームが…

 

野口卓也の愛用コスメ パパバター リップバーム

 

PAPA BUTTER(パパバター) リップバーム

8g 1,200円(税抜)/ビーバイイー

 

気取ってなくて、エラぶってなくて、それでいてダサくもない。そんなクリエイティブが光る逸品です。

 

万が一リップバームを持っていることを揶揄してくる人がまわりにいても、「ホラ、おれ藤巻幸夫リスペクトだから……」とイケてる返事ができます(誰のことだか分からない人がぜひググってみて下さい)。

 

また、ミントとローズマリーの香りづけがしてあるとのことですが、限りなく無香料に近いのもイチオシポイント。全成分表示もシンプルで非常に好感が持てます。

 

リップクリーム/バームの良さを決めるのは持続力

 

皮膚が薄く、乾燥しやすい。そんな特徴を持つ唇の保湿ケアに必要なのは、いかに落ちづらいかという機能性です。ものすごく端的に言うと、水っぽいものよりも、固形に近いオイル系のアイテムの方が、当然ロングキープという点では強いわけですね。

 

もちろん今回ご紹介したPAPA BUTTERのリップバームも、保湿時間は十分なように感じます。さて、ここでそんなリップバームの特性を活かした上級テクをご紹介。

 

落ちづらいという特性のあるバームを、気になる爪のまわりに塗ってみましょう!

 

野口卓也の愛用 パパバター リップバーム

 

ハンドクリームって、どうしても手のひらに使用することを想定しているので、すべりのよさを実現するため、より乾燥しやすいツメ周辺には少しだけ物足りない部分があります。リップバームだからこそ可能な使いまわしテクでした。

 

リップバームの魅力、分かっていただけたでしょうか。フリスクとか目薬をカバンに常備している系男子、いるじゃないですか? そういうドラえもん系男子にとっては、よりいっそう携帯して欲しいアイテムです!

 

【野口卓也の連載一覧】

野口卓也の浮気コスメ01「ニベアソフト スキンケアクリーム」

野口卓也の浮気コスメ02「パパバター リップバーム」

野口卓也の浮気コスメ03「リーズム バイ ライジングウェーブ ジェルフレグランス」

野口卓也の浮気コスメ04「薬用アクネコンシーラー ダーク【医薬部外品】」

 

 

野口卓也(のぐち・たくや)

株式会社バルクオム代表取締役。1989年2月20日、東京生まれ仙台育ち。慶應義塾大学環境情報学部中退。ITベンチャー、飲食店の創業を経て、2013年4月2日にメンズコスメブランド「BULK HOMME」をスタート。2014年4月にクラウドファウンディングにて、メンズサロンのオープン資金となる31,396,500円を調達し、当時の国内最高額を記録。

▶野口卓也の他の記事を読む