“ドライヤーでマッサージ”が
風呂上がりの新習慣!?

グルーメンへの道|肥満・剛毛・不潔な40代からの脱却

今回の体験レポートは、いま巷で話題の「スカルプドライヤー」。これまで、マイナスイオンドライヤーなどの“髪にツヤが出る”的な効果を謳う商品はいくつもあったが、そもそも髪の短い男たちにとって“ツヤ髪”と言われてもあまりピンと来ない。そういった意味では、この“頭皮”に目を向けたドライヤー「ヤーマン スカルプドライヤー HC-6T」は、まさに男たち待望の製品と言える。それでは早速機能を試して…とその前に、まずは自分の頭皮環境チェックを開始。下記の項目が3つ以上当てはまる場合、あなたの頭皮環境は問題アリということらしいが…。

 

<頭皮環境のチェック項目>

●髪にハリ・コシがなくなってきた

●頭皮を触ると固く感じる

●髪を乾かさずに寝ることがある

●枕に抜け毛が目立つ

●睡眠や食事の時間が不規則

●ストレスを感じることが多い

 

読者諸君もいくつか身に覚えのある項目もあるだろうが、これらのチェック項目は生活習慣を変えることによって、十分に改善の余地がありそう。このドライヤーはそんな環境改善に大いに役立つ製品のようだ。

 

この製品の主な特長は3つ。「遠赤外線搭載」「振動ブラシ機能」「約60℃の低温ドライ」によって、髪を乾かすだけでなく、頭皮にも効果を促す機能が搭載されているという点だ。実際手にしてみると、外見的には本体側部にグリップが付いている以外は普通のドライヤーと大きな違いはなし。しかし、付属するふたつのスカルプヘッドとセット用ノズルの利用することで、3つのモードが利用できる。まず気になったスカルプヘッド(大)を装着して「SCALP H(温感スカルプ)」モードをスタート。するとヘッドはブルブルと小刻みに振動開始。ドライヤーというよりもマッサージ器のように頭皮に当てて使用する。頭皮全体に振動が伝わるように優しく動かしてみると、心地良い振動と共に頭皮が少し暖かく感じ始める。これは約42℃に設定された温風と「遠赤外線」によるあたため効果とマッサージによる血行促進によるもの。次第に頭皮全体がリラックスしていく感じが分かる。

 

次に「SCALP C(冷感スカルプ)」モードでのマッサージを開始。こちらは育毛剤などの使用後、頭皮にしっかりと揉みこませる時のためのモードだ。振動の心地良さは変わらないものの、スッと頭皮を涼やかにする爽快感がたまらない。冷風のため、しっかりと時間を掛けて揉みこむようにマッサージすることが可能で、その心地良さに思わず20分間もこのモードでマッサージしてしまったほど。ちなみに、育毛剤の有効成分・ミノキシジルを頭皮に「単純塗布した場合」と「SCALP Hモード3分→塗布→SCALP Cモード3分」を同じ時間経過で測定し、それぞれ頭皮へのミノキシジルの浸透(残存)率を調べたところ、後者が約1.5倍の浸透量だったという調査結果に。この2モードは併用することで効果がアップするようだ。

 

そして最後は「DRY(ヘアケアドライ)」モード。これはスカルプヘッドからセット用ノズルに替えて、スタート。通常のドライヤーのような高温大風量の熱風は速乾性がある反面、髪への負担も大きい。しかし、このドライヤーは約60℃に設定された遠赤外線の温風で、ダメージを軽減。継続使用することで、髪のツヤの変化などからその効果が実感できそうだ。人によってはこのモードに物足りなさを感じるかもしれないが、低温でも遠赤外線が髪の内側からしっかりと乾かしてくれるので安心。使用時に乾きにくいなと感じることもなかった。

 

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以上が今回のスカルプドライヤーの体験レポートだが、この製品は何も育毛だけに特化しているわけではない。スカルプヘッド(小)の使用で、髪を根元から立ち上げるスタイリングが可能。また使い勝手を考えてドライヤーの形状に工夫がなされているなど、紹介しきれないさまざまな特色もある。先にも触れたが、まず頭皮環境の改善を本気で考えるなら、このスカルプドライヤーをキッカケに新たな生活習慣を実践してみては?

 

<今回体験した製品>

スカルプドライヤー製品画像web

スカルプドライヤー HC-6T

18,000円(税別)/ヤーマン

 

■関連リンク

ヤーマン スカルプドライヤー

 

中村 慶(なかむら・けい)
フリーライター・編集。1972年生まれ。“肥満・剛毛・不潔”な現状からの脱却を図り、“ステキな40代男”を目指すべく奮闘中。

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