あなたはいくつ当てはまる?
歯磨き習慣4つのNG

春から始めるデンタルケア特集、今回は普段のケアに注目する。毎日の歯磨き、自分では正しくケアできていると思っていても、プロの目から見れば実は間違いだらけかも? ライオンの(歯科衛生士)・河村有美子さんに、多くの人が陥りがちなNGケアを教えてもらった。

 

その1:「歯磨き後に水で何回も口をすすぐ」はNG!

 

「歯磨き後に水で3回も4回も口の中をすすぐという人は多いと思いますが、1回で十分です。何度もすすぐと、せっかくハミガキから歯に定着したフッ素を流してしまいます。1回しかすすがないことに抵抗がある人は、歯磨き前に一度すすぎをして口の中の食べかすを吐き出す、歯磨き後にハミガキの泡を一度吐き出してからすすぐなど、少し工夫が必要です。それでも、やっぱりすすぎをしっかりしたいという人は、すすいだ後にフッ素ジェルでコーティングをするのがオススメです」

 

 

その2:「しっかり汚れを落とすためにゴシゴシと力を入れて磨く」はNG!

 

「歯を磨く時に力を入れ過ぎてしまうのは、特に男性に多いNGポイント。新品の歯ブラシが2週間ほどで毛が開いてしまう人、前から数えて4~5番目の歯のつけ根が削れてしまってる人が多くみられ、そういう人は磨く時に力を入れ過ぎの場合があります。重さでは150~200gぐらいの力で磨くのが良いと言われていて、“手の爪を押した時に、白くなり過ぎないぐらいの力”と覚えておきましょう。適度な力で磨くためには、歯ブラシの持ち方も大切。細かい部分の磨き残しを防ぐなら、ペンを持つように歯ブラシを握ると磨きやすいですが、磨く場所によって持ち方を変えてもOK。端の方を持つと操作が不安定になるので、力をかけずに真ん中あたりを軽く持って磨くのがいいですね。歯ブラシの硬さは人それぞれの好みですが、歯や歯茎を傷つけないためにも『ふつう』か『やわらかめ』をおすすめします」

 

 

その3:「歯ブラシはボロボロになったら交換」はNG!

 

「歯ブラシの替え時は1ヵ月に1回が目安。少し毛の流れに乱れがあったり、毛にコシがなくなったりするだけで汚れ落ちは2割程悪くなり、開ききった状態だと4割ダウンします。最近の歯ブラシは毛が開きにくいものもあるので気づきにくいのですが、1ヶ月ほど使っていると毛のコシがなくなってくるので、1ヵ月くらいで交換するようにしましょう」

 

その4:「フロスを歯と歯の間にスーッと通すだけ」はNG!

 

「歯ブラシだけでなく、フロスも毎日使ってケアしましょう。フロスは歯と歯の間を通過させるだけで終わらせている人も多いと思いますが、それだけでは歯と接している部分しか磨かれず、意外と汚れが落ちていないんです。左右に動かしながら、歯にこすりつけるようにして使うのが正しい使い方。力が強いと歯茎を傷つける原因にもなるので、ゆっくり入れて、歯に沿うように、上下左右にこすりつけるように使ってください。歯間ブラシも同様です」

 

以上、4つのNGポイントを河村さんに解説してもらったが、グルーメン諸君はいくつ当てはまっただろうか? 毎日なんとなく磨いているだけでは見落としてしまいがちなポイント、今日からひとつずつ改善していこう。

 

 

取材・文/芳賀直美(OUTSIDERS Inc.)