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リラックス効果大・集中力アップ
ビジネスマンよ、抹茶を飲め!

連載|管理栄養士ほっけの「賢く男メシ」

「会議や商談の前には抹茶を飲もう!」なんて言葉を聞いたことがあるだろうか? ビジネスマンの相棒といえば、コーヒーやエナジードリンクなどをイメージする人も多いはず。しかし、忙しいビジネスマンにこそおすすめしたいドリンクは、日本人が古くから愛飲してきた抹茶なのだ。抹茶に隠された、その驚くべき効果を探っていこう。

 

 

ビジネスマンを助ける「テアニン」の3つの効能

 

抹茶をおすすめする最大の理由は、アミノ酸の一種である「テアニン」が多く含まれているから。テアニンは、緑茶をはじめとする緑色のお茶に含まれている “うまみ成分”のことで、脳がリラックスしているときに発する“α波”を増やす効果があり、このα波が心身にさまざまな良い効果をもたらすのだ。特に、抹茶や玉露など高級なお茶に多く含まれていることで知られている。

 

テアニンがもたらす効果のうち、代表的なものとして下記3つが挙げられる。

 

1 リラックス、ストレス緩和効果

 

眠くなった時に手足が温かくなる、という経験をしたことはないだろうか? これはα波が増加して脳がリラックスしている証拠。テアニンを摂取することで筋肉が緩み、血行が改善、手足が温かくなるというわけ。さらに、ストレスによる手足の冷えにも効果があるので、緊張や疲労感に襲われたら、テアニンを含んだ飲み物を飲んでリラックスしよう。

 

2 集中力アップ

 

人間が集中している時は、リラックスしている時と同じく脳からα波が出ていると言われている。そのため、テアニンを摂取すると集中力アップ、さらに持続させる効果も期待できるのだ。学習の際の記憶力、仕事能率アップに是非とも役立てたい。

 

3 睡眠の質改善

 

テアニンは脳の興奮を抑え緊張を鎮静化する効果があるので、寝つきをよくする、中途覚醒をなくす、熟睡できる、など、睡眠の質の改善が期待できる。それなら日中に摂取したら眠くなってしまうのでは? と心配になるかもしれないが、その心配は無用。テアニンは摂取する時間帯によって効果が異なるという特性があり、日中の摂取はリラックス効果のみ、夜の摂取はリラックスに加え入眠作用が働き、安眠へと導いてくれる。

 

 

イライラや胸やけの原因に 万能な抹茶も飲みすぎはNG!

 

他にも抹茶や緑茶にはカテキンやフラボノイドが含まれており、口臭予防にも有効。テアニンの効果が発揮されるのは、摂取後およそ1時間ほどなので、大事な商談や気になる異性とのデート前に、緊張緩和と口臭対策として一杯飲むのをおすすめしたい。

 

ただし、いくら万能とはいえ飲みすぎは禁物。抹茶をはじめ緑茶には飲みすぎるとイライラしたり胸やけを起こしたりする「カフェイン」も含まれている。カフェインの摂取量を考えると、1日4~5杯を目安にするといいだろう。

 

ぐっすり眠りたい夜や集中力を高めたい昼間など、生活の中に上手に抹茶を取り入れて、身体も心もストレスフリーに過ごそう。

 

 

ほっけ

管理栄養士。病院、クリニック、企業でのメタボ指導、栄養指導を3,000人以上経験。病気の一次予防の重要性を感じ、若年層への食事や運動の見直しや気付き、改善へと導く提案を発信。

 

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