Vegetables on fork

キーワードは「ビタミンエース」
頑張らないニオイ対策って?

連載|管理栄養士ほっけの「賢く男メシ」

9月に入ったとはいえまだまだ残暑が厳しく、今年は台風の影響もあり蒸し暑い日々が続いている。働き盛りの30~40代のグルーメン諸君、ニオイのエチケットは大丈夫だろうか?

 

男性のにおいには様々な原因がある。特に30代の男性は皮脂の分泌がピークになるため、皮脂が酸化し、まるで時間がたった天ぷらのような古い油のニオイに。対策として、制汗スプレーなどデオドラントアイテムの活用や、入浴、清潔な衣服を身に着けるなど外的なケアももちろん大切だが、根本的な臭い対策といえば、やはり食事の見直しが重要になってくる。

 

ファーストフード、ラーメン……体臭を強くする食事たち

 

体臭が強くなる食事といえば、カレーやニンニクなど、香りが強いものを思い浮かべる人も多いはず。実は、それ以外にもさまざまな食品がニオイの原因になりうる。

 

【体臭を強くする食事の例】

・ファーストフード

・ラーメン

・肉、唐揚げなどの揚げ物、

・バター

・香辛料が多いカレーやにんにくなどにおいが強いもの

・タバコ、酒など

 

今日のランチで食べた、今日の夜食べようと思っていた……そんな身近な食事ばかり。特に動物性脂などの油脂を摂取すると皮脂の分泌が過剰になり、ニオイの元になりやすい。ついつい手が伸ばしてしまう食べ物が、嫌なニオイを生み出していたのだ。

 

キーワードは「ACE(エース)」! 体の中からニオイ対策を

 

それならどんな食事をとればニオイ対策ができるのだろうか? それはずばり、和食である。肉よりも魚、麺類よりも米、揚げ物よりも焼き物・煮物、そして、たっぷりの野菜! 野菜はたくさんの種類があるが、積極的に取りたいのは「ビタミンエース(ACE)」と呼ばれるビタミンA・C・E。ビタミンAは緑黄色野菜、ビタミンCはかんきつ類やブロッコリー、ピーマンなど、ビタミンEは魚類、シソ、パセリに多く含まれている。

 

毎日毎食、栄養バランスを考えたパーフェクトな食事にするというとハードルが高いかもしれないが、コツを押さえて「毎日」「頑張らない」食事を実践してみよう。3食必ずサラダや野菜を食べるのが無理でも、ランチや夕食時など1日1回でも野菜を口にする習慣をつける。たとえば、付け合わせのシソやパセリなどの野菜を残さないだけでもこの条件はクリアできるので、あまり難しいことではないはず。

 

そして、揚げ物が食べたいときにはアジフライなど魚をチョイス、焼き肉もカルビよりロースが◎。特に今の残暑が厳しい時期には、カレーなどピリッとした香辛料や冷えたビールが欲しくなるが、食べ過ぎ・飲みすぎには注意をしよう。

 

忙しいときには二の次になりがちな食事だが、飲食したものでカラダは出来ている。脂っこい食事の次は和食にする、野菜料理を1品追加するなど、自分に合った食生活の見直しを試してみよう。体臭がきつくなるのも爽やかになるのも、すべては自分次第なのだ。

 

 

ほっけ

管理栄養士。病院、クリニック、企業でのメタボ指導、栄養指導を3,000人以上経験。病気の一次予防の重要性を感じ、若年層への食事や運動の見直しや気付き、改善へと導く提案を発信。

 

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