ジレットの最新シェーバー
3次元カミソリの剃り味がスゴい

グルーメンへの道|肥満・剛毛・不潔な40代からの脱却

安全カミソリで世界ナンバーワンのシェアを誇るジレットから“ジレット フュージョン プログライド シリーズ”の最新モデル「ジレット プログライド フレックスボール」が発表された。ここではその新製品を実際に使用したレポートを交え、新たな機能の特徴を見ていこう。

 

新技術のフレックスボールが3次元のシェービングを実現

 

まず、この製品の大きな特徴は“フレックスボール テクノロジー”と名付けられた新技術。

ちょうど刃が取り付けられているカートリッジ部分とハンドル部分をジョイントさせるあたりの形状がこれまでの製品と異なるため、見た目からもその違いがハッキリと分かる。この技術の大きな特徴は、フレックスボールを軸にカードリッジ部分を左右に可動させることができるという点。これにより、これまで剃り残しエリアの最警戒ポイントだったアゴまわりなども、より刃が肌に密着するようになり、剃り残しがなくなるという。では実際に使用してみて、そのスゴさを実感することができるだろうか。さっそく試してみることに……。

 

今回使用したのは、同製品のマニュアルホルダータイプ。既存品と同じく、この製品もマニュアルホルダー、パワーホルダーの2タイプが用意されているが、新技術の剃り心地を実感するにはマニュアルタイプがいいと判断し、こちらを選択してみた。既存品を愛用している筆者がまず気になったのが“ヘッドの動き具合”について。カートリッジ部が左右に振れるということは、直線的にスッと剃りたい部分でグラつくのではないかという懸念があったが、これは全く問題なし。既存品から受け継がれている極薄5枚刃がグラつくことはなく、スピードや力の入れ具合に関係なく、直線的な部分での剃り味は安定していた。

 

剃り残しエリアだったアゴにも刃が密着!

 

そして今回の新技術の見せ所でもある、曲面での剃り具合はどうだろうか。先にも触れたようにもっとも剃りづらく、曲面の形状やヒゲの生え方などに個人差があると思われるアゴラインを剃ることで、その感触を試してみた。ちなみに筆者の場合、アゴ骨下側のヒゲは、やや斜めから横向きに生えている。そのため、もみあげからアゴ下エリアに剃っていく場合、一度シェーバーを持ち替えて、そのエリアのヒゲにアプローチするのがいつものやり方。しかし、この新製品は想像以上に滑らかに、そして余計な力を必要とせずに、アゴまわりの曲面を通り過ぎていった。ただ、あまりの滑らかさに、剃りミスを誘発してしまいそうな思いが頭をよぎったのも、また事実である。もちろん新製品はこのあたりのことも考えられており、人間工学に基づいてカートリッジの可動域は最大角24度になるように設計するなど、ジレットの長年の研究成果が十分に反映されている。シェーバー中央部に見えるプレート状のステンレススプリングは、ヘッドの動きを絶妙にコントロールしており、曲線部分でも直線的な剃り味同様に、ヘッドがグラつくことはなかった。このスプリングの硬さ加減もよく考えられているなと思える絶妙さ。シェービングにおける安定感をしっかりと味わうことができたというのが、筆者の正直な感想である。

 

シェービングに手間が掛かると考えるのは、もはや過去の話。最近のカミソリは、より少ないストロークでヒゲを効率的に剃るための工夫がなされているため、肌への負担を軽減させているだけでなく、時間効率もアップさせてくれる。いい剃り味で朝の貴重な時間に余裕が生まれるという点からもこの新製品、まさにオススメといえる。店頭での発売は2月下旬予定。新製品に興味を持った人は首を長くして、いやヒゲを長くして発売日を待て!

 

 

gillette

 

ジレット プログライド フレックスボール マニュアルホルダー

(ホルダー+替刃 2 個)

オープン価格/P&G

 

中村 慶(なかむら・けい)
フリーライター・編集。1972年生まれ。“肥満・剛毛・不潔”な現状からの脱却を図り、“ステキな40代男”を目指すべく奮闘中。

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