女3名が集まり“男の身だしなみ”について本音で語り合う「女の本音ぶっちゃけ座談」。
太陽が照り輝く夏、すっかり浸透したクールビズはありがたいもの。
だが、実はそこには気づかなかったいろんな落とし穴が…! 女子ウケするBIZシーンでの装いの正解とは?
毎日たくさんの人と仕事で接している、キャリアOL3人に好感の持てる「真夏のクールビズスタイル」について語っていただこう!
弓絵さん(27歳・PR)
「女性目線を大切にした販促企画会社でPRをしています。好きな俳優は野村周平さん」
千里さん(27歳・PR)
「モットーは仕事もプライベートも全力です♪ 好きな俳優は山崎賢人さん」
美穂さん(23歳・営業)
弓絵さんと千里さんの後輩。「好きな俳優は田中圭さんみたいなマイルドイケメンです」
――クールビズシーズンだけど、男性のクールビススタイルどう思う?
弓絵さん クールビズには大賛成。オフィスで冷房がキンキンだと冷えちゃうし男性にはもちろん女性にも優しい試みですよね。でもネクタイは正直あった方が素敵だなって思う。
千里さん 私もネクタイってきちんと感があって好きだな。クールビズでシャツとパンツだけの人が増えたからこそ、あえてスーツをピシッと着てる人には目がいきます。
弓絵さん 私も男性がネクタイを締めたり緩めたりする姿が好きなんです。男性がオン・オフを切り替える瞬間って、なんかセクシーじゃない?
美穂さん わかります! アフターシックスに上着を脱いでネクタイを緩めた時のYシャツ姿ってなんだかカッコイイですよね。普段はビシッとしてるのに自分の前ではリラックスしてくれてる感じも嬉しいです。
千里さん そうそう、普段はビシッとしてるっていうのがポイントだよね。クールビズが浸透した今だからこそ、スーツにネクタイ姿の男性は貴重だよね(笑)。
――ネクタイの他に、好感の持てるビジネススタイルはある?
弓絵さん 最近はオフィスでもシャツ1枚の着こなしの人が増えたけど、「ただネクタイをはずしただけ」感が出ない装いをしてる男性は、すごく素敵!
千里さん ノータイでもサマになる人って何が違うのかな? 一見普通のシャツなのに、なんだか素敵な人っているよね。
美穂さん シャツの形とかフィット感とかですかね?
千里さん 確かにそれは大事だね。あと台襟のないイタリアンカラーのシャツは洗練されたオシャレ感があって好き。
弓絵さん シャツにこだわってる人っていいよね! ストライプとかの柄物もいいけど、あんまり主張のないデザインの方が爽やかで好感が持てるかも。水色のボタンダウンとかも上品な印象で素敵。
――逆に残念…と思うシャツの着こなしは?
千里さん サイズが合っていなくて、背中周りや腕周りがダボダボしてるのはやだな。体のサイズにあったタイトなシルエットの方がきちんとして見える。
弓絵さん うんうん、共感! あと、暑いのかもしれないけどボタンを2個開けしてたりして目のやり場に困っちゃう。
美穂さん そうですよね、ボタン2個開けはビジネスのシーンではやめて欲しいね。なんだかチャラく見えるし爽やかじゃないですよね。
――アフターシックスだったら?
弓絵さん うーん、ちょいワル男を目指してるのかなって思っちゃう(笑)。でももっと残念なのがシャツの襟元からインナーがチラ見えちゃってる人。
千里さん そうだね、絶対やだよね。でもインナー着てないのはもっとやだよね。
美穂さん 汗をかいたら肌にべったり貼り付いちゃいますもんね。夏場は長袖シャツに腕まくりしてる姿にキュンとします。
弓絵さん 腕まくりっていいよね、女子みんな好きだよね。なんでだろう?
千里さん ネクタイと一緒で、ON、OFFのギャップ感があるからじゃないかな。
弓絵さん なるほど。そうかもね。
――腕まくりできない半袖シャツはどう?
弓絵さん 爽やかだけど、ちょっと少年っぽいっていうか、ベルトの位置によっては中学生みたいに見えるときもあるかも。
千里さん 確かに! 半袖シャツってバランスが難しいよね。パンツの形や丈感も大切かも。ちょっとくるぶしが見えてて素敵な靴をはいてる人はオシャレだと思う。
美穂さん クールビズが導入されてオシャレの自由度が増したからこそ、センスが出ますよね。
弓絵さん そうだね、とはいえオフィスではカジュアルすぎたりラフすぎない方がいいよね。
美穂さん そうですね。かっちりした中にも、夏らしい素材やシルエットにこだわったアイテム選びに大人の魅力を感じます。
千里さん それにお休みの日とビジネスシーンの装いにちゃんと強弱つけれてる人は仕事もできそう。
弓絵さん 確かに! 仕事デキる人って装いも素敵な人が多いもんね。
女性の意見に耳を傾けてみたら、浮き上がったキーワドはふたつ。きちんと感と清潔感だ。王道の白のビジネスシャツ×ネクタイのスタイルが不動の人気なのはそこに理由があるのだろう。
クールビズの時期は、カジュアルすぎたりラフにしすぎるのには注意したいところ。暑さ対策には、素材やインナーにこだわってデキる男のビズスタイルを極めよう。
撮影/さとうのりゆき
取材・文/諫山由梨子