いつもより抜け毛が多かったり、額が去年より目立っていたり…。
自分にしか分からない小さな変化も、髪に関することだと“気になって仕方がない”。
とはいえ、「遺伝的に俺はハゲるであろう」と覚悟を決めていない限り、近い将来の毛髪トラブル、予測しにくいと考える男性は多いと思う。でも、簡単に近未来の髪がわかるテストがあるとしたら…?
実はこれ、ものすごく簡単!
薄毛の人の場合、そうでない人の頭皮と比べて、あるふたつの特徴が目立つ。
ひとつは「頭皮の硬さ」。薄毛になる人の場合、総じて頭皮が“硬い”のだ。
硬いか柔らかいかの違い、なかなか分かりにくいと感じる人も多いと思うが、簡単にセルフチェックができる。その方法がこれ。
①顔の力を抜いておく
②生え際の辺りに5本の指の腹をのせる
③その位置で頭皮を上下左右に動かしてみる
これだけ。かなり硬い人の場合、③の動作をした時、頭皮が動かない。これ、ヤバい。感覚的にイマイチわからない人は、頭頂部から頭皮を掴んで引き上げてみるのもいい。つまめればOK。つまめなければ、こちらもヤバい。
もうひとつの特徴が「皮脂量」。顔に比べて皮脂が多いのが頭皮の特徴ではあるものの、薄毛の人は頭皮の皮脂が非常に多い。乾いた髪に指の腹を当て、頭皮をこすってみよう。
指の腹が脂でテカる程度なら、正常。でもギトッとしていたり、嫌なベトつきを感じるようなら皮脂が多い方といえそうだ。額と頭皮の境がギラつく人も、注意が必要だ。
つまり、「頭皮が硬くて、皮脂が多い」人は、将来、薄毛になる確率が高いということ。
でも、怖がるばかりでは、何の解決にもならない。
これまでもたびたび紹介しているが、頭皮マッサージを施すことで徐々に頭皮は柔らかくなるし、皮脂は頭皮専用スキンケアを用いたり、スキャルプシャンプー剤を使うことでかなり改善される。これらは、やるとやらないとでは将来、雲泥の差が出ることは今や常識。
女性が肌に時間とお金を費やすように、これからの時代、男性は頭皮にお金と手間を費やすことが賢明。これで薄毛を阻止することができるのだから、気になる人は頭皮ケアを毎日の日課にしていきたい。
フリーライター・編集・企画。ヘア&ビューティが専門。女性誌はもちろん、男性向けヘアカタログ、薄毛対策記事などを多く手掛ける他、東京・青山にてヘアサロンを運営。