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知らなかったじゃ済まされない
男をハゲにする頭皮環境と生活

抜け毛予防にはまず頭皮環境を整えること。そして、血行を促進する。

 

これ、最近ではテレビやCM、雑誌などでも散々言われているから、なんとなく理解しているつもりだ。でも、実際、何をどうすれば頭皮環境が整い、血行が促進されるのか…そのテクニックを聞かれたら、答えられる男子はほとんどいないだろう。

 

スカルプシャンプーを使ったり、頭皮エッセンスをなじませることも、もちろん正解。でも、実はもっと基本的な生活習慣を見直すことから始めないと、上質なプロダクツも宝の持ち腐れ。他力本願からくる“気休めケア”に陥らないためにも、ベーシックな所から抜け毛について理解しておこう。

 

まずは自身の頭皮をセルフチェック!

 

頭皮環境が悪くなっていることを実感するのは、難しい。「自分はどうなのか」。そんな興味が湧いた人たちに、簡単にできるセルフチェックをお伝えしよう。

以下の項目に半分以上心当たりがある人は、頭皮を根本からケアすることを今すぐおすすめしたい。

 

CHECK!!

 

①    毛が細くなってきた

②    ハリ感やコシがなくなってきて、ペタンとする

③    髪が以前より柔らかく感じる

④    指の腹で頭皮を触ると強張っている、または硬い

⑤    朝、枕につく抜け毛が増えた

⑥    濡れた髪のまま寝てしまう

⑦    不規則な生活

⑧    冷え症だ

⑨    喫煙習慣がある

⑩    毎日疲れている、またはストレスを多く感じる

 

いかがだろうか。以上のチェック項目は、どれも頭皮環境が悪くなっている、もしくは悪くなる要因。特に上から5つは、現実に抜け毛が加速している可能性が大きいので、直ちにスカルプローションを使用するのは必然といえるだろう。6つ目以降にチェックが入ったら、生活習慣の改善も平行して意識しないと、頭皮ケアの効果を十分に発揮できないタイプ。

 

まず、⑥の濡れた髪のまま寝てしまう行為は、髪を傷めるだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖して臭い、フケを招くなど不潔な状態を作ってしまう。当然、頭皮は劣悪環境に。必ずドライヤーで乾かしてからベッドに入る習慣を身につけよう。ここでよく聞かれるのが「自然乾燥でもいいでしょ?」ということ。シャンプー後、2~3時間経ってから眠る人は、もう乾いてるから、とそのまま入眠してしまう傾向がある。が、実はこれが問題。表面が乾いていても、内側の髪は半乾きなことが多く、まさに洗濯物の生乾き状態…。こんなことを毎日していたら、ハゲる前に臭い問題でオフィスの女性に総スカンを食らうこと間違いない。

 

また、⑦⑧は生活習慣問題。睡眠不足は皮膚細胞の生まれ変わりを妨いで古い角質を溜めこむ原因に、喫煙は毛細血管を極端に収縮させ、血行不良を起こしてしまう。おまけに体内のビタミンCが破壊されるため、頭皮の弾力が失われて強張った状態にしてしまうのだ。ちなみに、煙草とセットで身体に悪いと言われがちなアルコールは、適量であれば血行促進に効果を発揮。少量であればむしろ飲んだほうがいいケースもあるのだ。

 

⑧の冷え症は、一見すると抜け毛に関係ない気もするが、万病の元である冷えは、男にとって大事な毛髪までも取り去ってしまう侮れない症状だ。冷えは血行不良を招く。こうなると命に係わる臓器を優先して血流が働くため、毛髪や爪など末端に行き届かなくなる。最初に述べたように抜け毛には血行促進が大事で、血液不足の頭皮では、どんどん抜け毛が増えてしまうというわけだ。⑩のストレスや疲れも毛細血管を収縮させ、毛髪に必要な栄養素が頭皮に届かなくなってしまう。とはいえ、このご時世。「俺様はストレスフリーだぜ!」なんて奴はどこにもいないだろう。でも、「ストレスが多いとハゲる」。このことは昔から言われる紛れもない事実。極力ポジティブに生きたいものだ。

 

生活習慣や嗜好品を控える、またストレスなく生きろと言われると、「そんなことでハゲないなんて子供だまし。遺伝の俺はどうなるんじゃ!」と怒りを買いそうだが、よく考えてみて欲しい。命に係わる病気を抱えた人が、民間療法や食生活の改善、ヨガなどの心と身体の運動により免疫力を上げ、結果、延命に成功するケースは数多くある。人間の身体は食べたもので作られると語る専門家も多くいるが、それだけ生活習慣の改善は、あらゆるトラブルを解決する近道というわけだ。

 

まとめると、健康な身体を作った上で、はじめて育毛剤の効果が十分に発揮されるということ。高い金を払って毛も生えてこないんじゃ、よりストレスが増すばかり。悪循環に陥らないためにも生活習慣を見直すことから意識しよう。

 

小澤佐知子(おざわ・さちこ)

フリーライター・編集・企画。ヘア&ビューティが専門。女性誌はもちろん、男性向けヘアカタログ、薄毛対策記事などを多く手掛ける他、東京・青山にてヘアサロンを運営。

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