健康的な頭皮状態を維持することが、根本的なヘアケア対策につながるということが分かり、抜け毛、薄毛が気になり始める30代~40代男性に加え、20代の若年層にも注目を集めているスカルプケア。でも実際には、どんなケアから始めたらいいのか良く分からないといって、手をこまねいている人も多いのではないだろうか。そんなスカルプケアのエントリー層に向けて、オススメのスカルプケアアイテムが新登場。グルーメンでは発売直前のアイテムを入手し、早速その使い心地をレポートしてみようと思う。
頭皮でバチバチと弾ける爽快感が病みつきに!
今回実際に使用したのは、資生堂「アデノゲン 薬用スカルプトニック」。男性用スカルプケアブランドとしても有名な、アデノゲンシリーズの新製品である。主な成分などを調べてみると、生体内薬用成分「アデノシン」などが配合されているようだ。このアデノシンは人の体内にある成分のため、安全性は問題なし。人が本来持っている「髪を長く、太く、健やかに成長させる力」をバックアップするというのが、このスカルプケアの狙いのようだ。
まずは使い方の見本どおりに、髪を適度に分けてスカルプトニックを頭皮に当たるように約1秒噴射。泡状になったスカルプトニックを手のひらで押さえつけてみると、バチバチという音と共に、爽快な感触が頭皮に伝わってくる。その弾ける感触に最初はビックリしてしまったが、これが次第に病みつきになってくるから不思議。これを数ヵ所繰り返し、頭皮全体にトニックをなじませたら、今度は頭皮マッサージへと移行。4つの行程で頭皮にスカルプトニックがしっかりと浸透するように行っていく。
スカルプトニックの浸透を促すための頭皮マッサージ
1. 揉む 両手の指の腹で、頭皮全体を動かすように。生え際から頭頂部にかけて動かす。
2. 押す 両手の指の腹で、頭皮を軽くつまむように、はずみをつけて指をはずす。
3. 叩く(その1) 指先を使い、頭頂部(ツボでいうところの百会)周辺を軽く叩く。
4. 叩く(その2) 3と同様のエリアを軽く握ったこぶしで軽く叩く。
マッサージの仕方は以上のとおりだが、ここで良く分からないのが力の加減。“軽く”とか“しっかり”と言われても感じ方には個人差があるし、具体的にどのぐらいが適度なのかの判断が難しい。そこで力加減のひとつの判断材料になるのが、先ほどの“弾ける感触”。このバチバチ感は、想像以上にしっかりと頭皮に伝わってくることから、このぐらいの力加減を基準に強弱をコントロールしてみると、スカルプケア初心者の人にも加減が分かりやすいのではないだろうか。
最後に使ってみた感想だが、頭皮マッサージまで行った後に、頭皮に適度な温かさが感じられ、心地良いという印象。おそらく血行促進によるものと思われるが、血行促進は毛根に酸素を供給しやすくするだけでなく、頭皮を健やかにするためにもプラス材料。また生体内薬用成分は毛乳頭まで速やかに作用するため、髪の毛の成長に関わるヘアサイクルを整えることにも貢献。簡単なステップで「今日もきちんとスカルプケアした」という達成感が得られるのも、意外と精神的に良い方に作用しているかもしれない。というわけで、簡単で効果的に使えるこのスカルプケアアイテム、特にまだスカルプケアを体験したことがないという人には、まず一度試してみてはいかがだろうか。
<今回体験した製品>
アデノゲン 薬用スカルプトニック(医薬部外品)
130g オープン価格/資生堂