おいしい流行食はデブの味
メタボ坂を転げ落ちるのは…?

連載|Good Bye! メタボ

2014年も残りわずか。仕事の成果を振り返るその前に、メタボ対策を振り返ってみてはいかがだろう? 食生活は、自分の好みだけでなく、流行のメニューや商品によって影響を受けやすいもの。今回は、2014年のトレンド食でメタボリスクを判定していきたい。

 

以下のうち、ハマっている(いた)ものをチェック。カッコ内の合計点でジャッジ!

 

【流行食1.ちょっと贅沢な大人のお楽しみ食】
熟成肉(1)
パンケーキ(2)
「俺の」系レストラン(和食は1、それ以外は2)
高級ポップコーン(2)
ウイスキー(2)

 

【流行食2.リフレッシュ系コンビニ食】
コンビニコーヒー(1、ただしブラック派は0)
アサイードリンク&スイーツ(2)
フレーバーウォーター(2)

 

合計点数が出たら、今年のメタボリスクの判定を早速確認していこう。

 

3点以下 → 判定A
5点以上 → 判定B
7点以上 → 判定C
10点以上 → 判定D

 

判定A メタボ知らず
流行に流されることなく、健康にマイナスとなるものは避ける素晴らしい判断力の持ち主。今年もしっかりスマートな体型をキープできているはず。

 

判定B ハミ肉増量に要注意
検診結果の数値やスーツのサイズには変化がないものの、ベルトの上のハミ肉が増え始めているかも知れない。これくらいは許容範囲、と自分を甘やかしてはいないか? 間食は今日から半分に減らすべし!

 

判定C メタボリスク急上昇
グルメや流行のアイテムで話題をさらっても、ムッチリ体型では哀愁が漂ってしまう。トクホの緑茶やファストフィッシュメニューなど、「ヘルシー×流行」の方向へアンテナを張っていこう。

 

判定D 至急の対策必須!
体の重さや息切れなど、自分でもどうにかしたいと考える頃だろう。ストレス解消には、外食やお酒よりウォーキングが効果的。ダイエットツールのあるSNSを活用するなど、着実なメタボ対策を始めよう。

 

※あくまで外食や嗜好品の傾向からの予測であり、食事・運動習慣トータルでの判定ではないため、該当しないケースもあるが、そこは寛大な心でご容赦頂きたい。

 

<まとめ>
流行食は自分のスタイルに合うものを上手に取り入れよう

 

流行食は、ハマってしまい週に何度も手を出すようになると、メタボリスクを上昇させてしまう可能性も。例えば、熟成肉自体は低脂肪でも、サイドメニューにパンやドリンクを合わせれば高カロリーな食事となるし、ポップコーンやパンケーキも、話題となるだけの激ウマな味に仕上げるために、本来の主材料であるコーンや小麦粉を上回る量の脂質や糖分が添加されていたりする。ヘルシー感を装ったフレーバーウォーターやアサイードリンクも、原材料表記を確認すると砂糖や液糖・濃縮果汁など糖分を含むものがズラズラと登場するのだ。大切なのは、自分のスタイルに合うものを上手に取り入れること。来年は「ヘルシー」をキーワードにオトコを上げていこう。

 

画像/The 10 cent designer 文/お皿のフチこ

 

お皿のフチこ
管理栄養士。クリニック・企業にて豊富なメタボ指導経験あり。世の男たちのメタボリスクを下げ、健康に過ごしてもらうべく、目的に合った食事の選び方、効果的な摂取法について発信。